第3話『玲奈、日本支社設立のため帰国』
海外でのブランド展開は順調に進んでいたが、玲奈は新たな決断を下した。
「日本にも支社を作ろう。国内のお客様にも直接対応できるようにしたい」
美咲、翔太、沙也加は海外拠点での業務を続けることになり、玲奈だけが日本へ帰国することが決まった。
空港に降り立った玲奈は、久しぶりの日本の空気を胸いっぱいに吸い込む。
「…日本に帰ってくると、やっぱりほっとする」
長い海外滞在で培った経験やネットワークを胸に、彼女は国内支社設立への期待と緊張で胸を押さえる。
数日後、日本支社のオフィスは整い、スタッフも揃った。
受付、会議室、撮影スタジオ、商品の在庫スペースまで用意され、国内展開の体制は万全だ。
玲奈は胸を押さえつつスタッフに指示を出す。
「国内のSNS管理、注文対応、配送手配、すべてここから行うよ」
スタッフたちは慌ただしく動きながらも、玲奈の指示に従い準備を進める。
その日の夕方、玲奈は一人オフィスで資料を確認する。
海外拠点の美咲、翔太、沙也加とはビデオ通話で連絡を取り、状況を共有。
「そちらの注文状況はどう?」
「順調です、玲奈さん。海外からの問い合わせも対応中です」
「ありがとう。国内でもすぐに対応できるよう体制を整えておくから、安心して進めてね」
夜、玲奈は一息つきながら窓の外の景色を見つめる。
「海外と日本、両方を支える…大変だけど、これがブランドを世界に広げる第一歩なんだ」
胸を押さえつつ、彼女は決意を新たにする。
「必ず成功させる。日本のファンにも喜んでもらえるように」
こうして、玲奈だけが帰国し、日本支社設立の準備に専念。
海外拠点は引き続き美咲、翔太、沙也加が運営しつつ、玲奈は国内展開の拠点を着実に整えていく。
これがブランドのさらなる飛躍に向けた、重要な第一歩となった。




