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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

こんにちは、みなさん

作者: 須川透
掲載日:2026/02/18

 こんにちは、みなさん。私は、音楽活動をしているシンガーソングライターです。突然ですが、私はうつ病を患ってしまいました笑。全然、笑えませんけどね。それでも、笑っていなくちゃ身が持たない。


 とある人に言われました。


 「君さぁ…何になりたいわけ?」

 「えっと……かしゅn」

 「え??聞こえないんだけど?俺さぁ、こういう職業柄、耳遠いんだわぁ。」


 その人は、扇子で仰ぎながら、足を組み、耳を下品に穿っていました。


 「本当、音楽やめた方がいいよ?」


 私は、何も言えなかった。何も言えなかったんです。でも、言う必要もないと反射的に知ってしまった。


 私は、歌のときより声が小さいと言われます。それはきっと、小学生の頃の同級生に言われた言葉が今でも、フラッシュバックしてくるからでしょう。


 「お前の声気持ち悪い!ぶりっ子みたい!」


 私はこのとき、なんで返せばよかったのでしょうか。そうだねと受け流すのか、あるいは、反抗するのか。私は黙って聞いています。


 どんなに声が気持ち悪いと言われようと、私は歌が大好きでした。大好きだからこそ、今も歌い続けてる。でもやっぱり、そう簡単に人生行きませんよね。

 とある先生が私に目をかけてくださいました。とても、優しく柔らかな視線に包まれた私は、この人のもとで音楽をしたい。そう思ったんです。でも、同期の仲間とのいざこざ。ことの発端は、自分が同期の子に相談したことから始まりました。そこから徐々に色んなことが崩れていきました。ここには、居場所がないんだといつしか思うようになっていました。

 勝手ですよね。本当に。


 そして、ある日。私の友達には、親が精神科医だという人がいます。たまたま、その方にスーパーでお会いしたとき、彼女に言われたんです。


 「何があったの?」


 その言葉を聞いた瞬間に視界がぼやけ、今までのモノが全て出てしまいました。私たちは、一度スーパーを出て、少しだけ話をすることになりました。

 

 「ここで聞いたあなたの話は、きっとごく一部にすぎないと思うから、もし、もっと話したかったら、ここにおいで」


 彼女は、私に名刺を渡して去って行きました。


 後日、名刺に書かれた住所の病院へ行き、彼女を指名させていただきました。


 「じゃあ、お話聞いていくね。」


 白衣を着た彼女は、真剣に最後まで聞いてくれました。私が涙を流し、何を言っているのかわからなくても、ずっと真剣に聞いてくれました。そして、問診が始まりました。すごくちょっとしたことを聞かれました。睡眠時間、体調などなど、これが何になるのだろうと思ってしまいます。


 しかし、彼女が重々しく口を開きました。


 「あなたは、軽度だけれど、うつ病の可能性がある。音楽を本気で考えた時期からだとすると、約2年前から。音楽と距離を置くことをお勧めする。」


 頭が真っ白になりました。音楽と距離を置く。そんなの無理だ。ライブも出演させていただいてるのに。色んな言葉が頭をよぎりました。今までの否定の言葉が、そのまま現実になったかのように。


 それでも、生きていかなくちゃいけない。足を一歩ずつ出していかなくちゃいけない。嫌でも朝は来る。それが一気に嫌になりました。


 私は、どうすればいい。心はもうとっくに自殺した。


あとがき透です。このお話は、実話になっています。

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