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戯言文集  作者: 月乃葉
15/23

会えない君に・・・・・無題13~15

「ありがとう」

伝えたいけれど

伝えたい貴方は

もぅ二度と届かない


「ごめんね」

想い伝えられなくて

届かない貴方に

心の中で謝った


伝えたい想いがある

けど伝わることは無い

ただそれだけのことが

こんなにも苦しいなんて


ふと気が付くと

遥かな景色の中に

貴方の面影を

探して泣いてた


「どうして…」

つぶやいた声は

風にかき消された


「さみしいよ…」

暖かい部屋の中

でも心はひえきっていて

ただ涙流した


「会いたいよ…」

大好きな貴方に

もぅ会うこともできない

逝ってしまった貴方に



―――――――――――――――――――――――――――――



何故?

どうして?

問いかける声


何故か

どうしてか

答える声


答えにならない答え

意味のない問いかけ

ただ二人の溝を深める


広がる痛み

死に逝く心

去り行く命

すべてはただ

悲しみを彩る


ただ悲しみを彩る


――――――――――――――――――――――――――――



悲しみを歌う声よ

遥か遠く世界に響け

翼広げ飛ぶ鳥よ

夢のかけらを探し出して


偽り檻の中

ただ独り涙する

彼女の姿に

僕は救いを望む


喜びを叫ぶ声よ

偽りの檻を忘れさせて

彼女を自由にして欲しい


君を縛るものは君自身

君は最初から自由なんだ

さあ顔を上げ前を見据え

自分の足で歩き出せ


自分が望んだ

未来のために


――――――――――――――――――――――――――――――


頬を伝い零れ落ちる涙

擦れ違う想い届かない気持ち

繋がってた心が途切れてく


悲しみの雫 流れ落ちる

その頬を濡らしながら

見失った絆 探し始める

心が叫ぶ不安を誤魔化しながら

キミの気持ち 僕の気持ち

出会わないまま通り過ぎてく

二人擦れ違って一方通行ぎみ

互いの心を疑いながら


失われた絆 忘れられた絆

心を繋ぐ 見えない糸

繋ぐのは難しく 簡単に切れる

何よりも強く 何よりも脆く

何よりも太く 何よりも儚く

そして何よりも優しい繋がり

暖かく 大切な絆

もう戻らない絆


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