君だけのための物語・・・・・無題11・・・・無題12
幸せなだけの物語なんて
誰かの心には届かない
悲しいだけの物語なんて
誰も望んでなどいない
優しいだけの言葉なんて
空っぽの小瓶のよう
厳しいだけの言葉なんて
鋭く尖った針のよう
言の端を繋ぎ 言葉を紡ぎ
想いを乗せて 物語を描く
心に浮かぶ言の端を
夢想に浮かぶ言の端を
すくい上げては 組み合わせ
組み換え 取り替え 繰り返し
創り出される物語
時に楽しく 時には辛く
厳しく優しいこの現実に
想い重ねて創り出す
強く儚く夢想に満ちた
“君だけのための物語”
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生きる強さと
終わること無き夢
光を湛えて 夜空に咲き誇る
輝きをつないで
描き出した未来を
心の中に写して
想いを描く 高く遠い空は
涙を写して 蒼色に輝く
祈りとともに
捧げたものは
淡く儚い思い出
輝きを写す キミの澄んだ瞳
日溜まりのような
眩しい微笑みが
叶うことのない
夢の欠片を
忘れさせてくれた
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ひとりぼっちが 悲しくて
泣き続け 疲れ果て 眠るキミ
もう涙 流さないで
ぼくがそばにいるから
キミの笑顔に 約束しよう
もしも涙 溢れるなら
ぼくが拭ってあげる
ずっと ずっと 永遠に
キミを守り続ける
キミのそばにいると誓う