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戯言文集  作者: 月乃葉
13/23

約束

すれ違う時の中

遥か続く未来に

君の姿をさがして

闇の中さまよう


夢現いったりきたり

思い出の中さがしても

空と風に歌う君

見つけられなくて


「今」という幻のように

君の姿が消えていった

ずっと共にいるのだと

心のどこかでおもってた


移ろう時の中

さまよい君の姿求め

独り歩き続けた

夢の砂漠を


いつも君は笑顔で

泣いてる僕を

元気づけてくれた


君と二人なら

どこへでも行ける

たとえ空の中でも

僕は本気でそう思った

けれど僕は君を見失った


「どこにいるの?」

問いかけた声は

風に流され

消えていった


答えなんてない問いに

答える声など

もちろんなくて

ただ涙があふれ

頬を濡らした


かけがえのない君

けれど欠けてしまった


「いつかまた会えるかな?」

答える人のない

自分自身への問い

答えを知っているのは

僕の心だけ


今はもう泣かないよ?

君と約束したから

守る意味なんてものは

ないのかもしれない


けれど僕は守るんだ

君と僕を結ぶ

たったひとつだけの

約束だから



約束は守ることだけでなく

守ろうとする事にも意味がある


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