ゆきの掛け布団。
ゆきは、偶然…
一つの掛け布団から
ビー玉の彼を思い出す…
それは、彼の家で使った掛け布団の肌触り。
ツルツルのフワフワ。その布団が彼の肌のような
感覚。
まさか。その感覚の掛け布団の肌触りが、
自宅にあったとは…
ゆきは、掛け布団を入れ替えて寝た日の事。
ふわ。あれ?これ…この肌触り。
懐かしい…。何故。…
ふっと、ビー玉の彼が脳裏をかすめる。
あ。…彼だ。彼が私を抱きに来た。
ゆきを包み込んできた。…
そう錯覚するくらいだ。
もうすぐ、1か月がたつ…
ビー玉の彼に最後抱かれたのは…
ゆきの記憶から、彼が消えつつあった。
女性の上書き方法は、
違う恋。
抱かれることも、上書き方法。
保存は出来ない。ゆきは彼を忘れる為に
数回、他の人に抱かれる…
男性は。…?男性は記憶の保存が
出来るのだろうか、…?
早くきてくれないと、ゆきから
彼が消えてしまう。…
でも、布団の肌触りで、ゆき自身には
彼が、戻ってきていた。
あ…おかえり…
やっと、私を迎えにきたのね。?…
現実では無いのに、現実の様に思える
一枚の掛け布団は、彼を思い出させる…
彼を思いだし、自慰行為をする…
ゆきは何度か、今までも自分を
慰めてきたが、今回は彼を思い出す
あの彼の様な柔らかい肌…
あの掛け布団が、アイテムと
して、追加された。
逢いたい…
もう一度、逢いたい。
この時代、この時に出会えた君に。
やっと。出会えたのだから、…
無論…ゆきのラインには、彼からの連絡はない…
だが、恐らくビー玉の彼は、解っているはず、
ゆきが、彼を待っている事を。
そして、彼も逢う為に、行動をしている事を
自分でわかっているはず…
早くしなければ、ダメだと言うことを…




