表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死なずの君に送る歌  作者: 琴乃葉楓
25/48

悪魔は嘲笑うⅢ

心底嫌そうに黒条がそう答えると、陸相の後方に控えていた憲兵達が、俄かに騒ぎ出す。

「黒条閣下は何を仰っているのだ?」

「ことの重大さを理解しておられないのではないか?」

黒条の返しには、少し離れた席で赤真宮の看病(膝枕)をしながら、陸相たちに「めんどい奴が来た」というような表情を向けていた、千鶴宮も困惑した表情をしている。

差し詰め、「アイツは何を言っているんだ?」というような顔でこちらを見つめている。


「…貴官は、自分の立場を理解しているのか?」

普段の温厚さを残しながらも、厳しい口調で黒条に陸相が問う。

「ええ。私に国家転覆罪の容疑が掛けられていると」

「それなら…」

何故…という前に、店の戸が再び開かれ、陸相の言葉を遮る。


入ってきたのは、二人の男。

黒い軍服に身を包み、右胸には紫色の飾緒を、両肩には紅い肩章を身に着け、左肩から右脇にかけて赤地の大綬を佩用した、所謂大礼装姿の二人組だ。

しかし、男たちは入店しても、こちら側に向かってくることなく、洗練された動きで戸の左右に立ち、お互い向き直ると、右腰に提げられた軍刀を抜いて、捧刀の姿勢を取る。


そしてそこで、もう一人女性が、開かれたままの戸から入ってくる。

服装は、先に入った男達とほとんど同じで、黒い軍服に紫色の飾緒、紅い肩章、赤地の大綬だが、左胸にメダル型の勲章が上段三個の下段二個、右肋に華を模った勲章を身に着けた、見るからに男達の上官らしい女性だ。

その女性は、()()()()()()をたなびかせながら、こちらに視線を向けると、次の瞬間には、陸相の右横に立っていた。


「陸相閣下、ご無礼をお許し下さい。お上の御定です」

「…お上はなんと?」

瞬暗移動でもしたように唐突に表れた女性に驚くことなく、厳しい面もちで、陸相が問う。

そして、その問いに一つ頷きで返すと、陸相だけではなく、黒条と僕に聞こえるように、はっきりとした声でもって女性が言う。

「夜叉人閣下と黒条閣下は至急参内せよ…との仰せです」


この発言には、流石に陸相も面食らたような表情になった。

「お上は…陛下は正気なのか?」

言葉を発した瞬間、女性が腰に提げた軍刀を陸相に見えるように掲げる。

「渡良瀬閣下、発言にはご注意を。現在の小官は少佐の階級ではありますが、場合によっては陸相であらせられる閣下であったとしても、斬らねばなりません」

()()()()()()()彼女とは違う、色のない声を女性が発した。


そして、陸相から向き直り、女性が僕と黒条へと視線を向ける。

()()()()()ついてきてくださりますね?両閣下」

お読みくださった皆様ありがとうございます!作者の琴乃葉楓です!

さて、そろそろ舞台が動き出しそうな本作品ではございますが、一話からお読みいただいている読者の方々は、そろそろ察していらっしゃるかもしれません…

そう!本作品はスタート前に攻勢を決めず、一話一話を思いつきで書いているのです!!

はい…。そのため伏線などは一切用意しておらず、というか用意できず、他先生方が書いていらっしゃる作品に比べ、読みごたえもないものとなっております。

作品としては未完成であり、改善点も多いのですが、それでも、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!

また、コメントや誤字脱字の報告などもお待ちしているので、どうぞよろしくお願いしますm(__)m

以上、琴乃葉楓でした!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ