第六話「それぞれの秘密、俺の夢、あいつとの約束」
とりあえず第一部完結
あの「ネトゲ以外の彼氏」発言の翌日。
いきなり俺は、
「あれは実は嘘じゃない。」
って言われた。
だから俺も、自分の今まで隠してきた事を話した。
「自分は実は障害を持っている」と。
俺は捨てられるのを覚悟していた。
でも返ってきた言葉は、
「私があなたを守る。」
それって本当は俺が言うべきせりふのはずだった。
だから言わなかったけれど「俺が守れるところは俺が守ろう」そうおもった。
それがあいつに対する誠意だと思うから。
守ってもらうばかりではいけないと思う。
俺はその一言で救われた気がした。
あいつに出会えて本当に良かった。
あいつに出会えたからこんな気持ちを知ることが出来た。
俺はあいつを悲しませない。
これからも。
と決めたが、その後別れと復縁を5回繰り返している。
6回目がありそうだが、それはずいぶん先になるだろう。
いや無いようにしよう。
俺は一人暮らしをしたら、
あいつに会いにいける距離にいこうと思う。
そしてあいつが二十歳の誕生日に結婚したい。
あいつへの一番のプレゼントは俺だから。
俺はあいつとしあわせになるつもりだ。
もう俺にはあいつしかいないから。
かなり大げさだけどな。
あいつ以外に好きな人をつくろうなんて出来ない。
これからもいろいろあるかもしれない。
それでも二人なら乗り越えられる。
俺らはいつまでも続くと思う。じゃなきゃ別れても復縁しない。
そんな夢を抱いてこれからも生きていく。
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