第二話「コクられてないよね」
ったく人の話を聞けー
あれからアバウト一週間くらい
「そういえばさーウチオマエにコクられてないよね?」
「そーだったっけー?」
「うんそーだよ?」
絶対パソコンの前で平気な顔してるよこれ。
「ここでコクれと?」
「さっすがー!よく分かったねー」
「当たり前だろこんなん」
「じゃあ!してくれるんだね?」
「無理だおー!」
「なんでさー!」
・・・
はぁ?
なんでさって、分かるだろ普通に。
バカなのか?
呆れた。
こいつそれとも俺に恥をかかせたいとか?
いや考えすぎか?
てかさ、
年上にお前は無いだろ!
つっこむのが自分でもかなり遅いと思うけど。
仕方ないから俺は宛先指定チャットでコクったんだけど…。
「お前のことが好きだ!」
って。
シーンとしている。
まさか・・。
急かした本人が聞いてない。
やっぱり。
唯一救いは俺が宛先指定チャットにしたため他の人からは見えない。
ふざけんなぁ!
コクられてもフラないとは言ってたけどさ!
要するにあれだろ?結局フッてんのと同じことだろ?
それとも何?俺の行動を見て楽しんでるのか?こいつ。
俺おちょくられてるのかなぁ?
なかなかやるじゃねーかぁ!
そして俺はあっけなく玉砕するのだった。
よしまたいつかリベンジだぁ!!!
たぶん。
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