第3話 神様!バナナはおやつに入りますか!?
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☆質問フォーム☆
スキル、確認してくれたかな?
ボクのチョイスは完璧さ。勧善懲悪が観たいと言っても、すぐに死んでしまっては面白くないからね。
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ツンデレか。
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何か質問ある?声に出して言ってね!ある程度、システムについて答えるよー☆
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これ以降は何も表示されてない。
質問、か。あるっちゃああるなあ。
「スキルってどうやって増やせばいいんだ?…………って、届くかも分からないのに、一人で喋るってどうなんだ俺……」
まあ、これが神に届くかは分からないが。
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届くよ!ボクをなめちゃだめさ!
スキルを増やす方法は3つ。
その一、強奪系のスキルで奪う。
その二、スキルを持ったものを倒したら稀にでる、スキルスクロールを使う。
その三、ボクが与える。
その三はなかなかないと思うから、実質2つだね。
他に質問は?
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どんどん文字が増えていく。届くならタメ口はまずいかな。
「……すごいですね」
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ボクがすごいのは一般常識だよ!わかったら崇め奉れ!
で、質問は?
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うーん、質問か。今は特にないな。いやでも、必要な時にできないと困る。
「この質問って、いつでもできるんですか?」
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もちろん!他はない?
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「ありません。ありがとうございました」
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おっけ!またねー
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「思ったよりフレンドリーだった」
俺はソファーに飛び込み、明かりのついてない天井を眺めた。
まずは情報収集がセオリーか。テレビを見てみよう。
映ったのは、この事態に興奮する者____主に若者だ____と、困惑するお年寄り。
『まるでゲームみたいで________』
ぷちっとテレビを消す。んなもん知ってんだよ。
もういい、ネットじゃ、今はネットの時代なんじゃ!
掲示板を見てみよう。
早速スレが立っている。はやいね。
そのあと、俺は一時間ぐらいそれらを眺めて過ごした。