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五十話いざ、楽園へ!!

(金貨一枚・・・・・・百万円か。普通に考えればもの凄くぼったくりな気がするが・・・・・・今の俺にはまだ未成年だと言うのに払うことが出来る。うん、この世界転移してまだ少ししか経っていないけど、自分にご褒美があっても良い筈だ!! と言う訳でどの店が良いのか聞いておこう)


ソウスケはそれからもう十分程冒険者から、娼館の情報を聞き出した。


「俺が知ってるのはこんなところだな。役に立ったか、少年」


「はい、色々教えてくれて有難う御座いました。これはたくさん教えて貰ったお礼です」


ソウスケはもう一度テーブルに、銀貨一枚を置いた。

ソウスケの手慣れた動きに、冒険者は驚かずに笑いながら受け取った。


「はっはっはっは。中々世渡りが旨い少年だな。今日の酒代に有難く受け取っておこう。ところで少年、名前はなんて言うんだ? 俺はCランクの冒険者、ロットだ」


「自分はGランクの冒険者、ソウスケです。よろしくお願いします、先輩」


「よせよせ、俺は先輩なんて柄じゃねぇよ。にしても・・・・・・ランクがGか・・・・・・」


ソウスケと話している内に、酔いが少し抜けて来たロットはソウスケの実力を完全に分かったわけでは無いが、新人と言える強さでないことは分かった。


(こいつ・・・・・・本当にGランクか? いや、その言葉自体には嘘はないだろう。ただ、強さはGランクではない筈だ。これでもそこそこ冒険者になって長いからな、断言できる。けど、なんだこの・・・・・・読めない強さは? まぁ、悪い奴ではなさそうだからそう警戒することもないか)


ソウスケの読めない強さに、ロットは少し警戒心を強めたがソウスケと話していて裏を感じなかったので、直ぐに警戒することを止めた。


「まぁ、何か困ったら声を掛けてくれ。少しぐらいは役に立てると思うぞ」


「分かりました。何か困ったことがあったら頼らせてもらいます。それでは」


「おう、存分に楽しんで男になって来い」


ソウスケはロットに頭を下げてから直ぐに宿を出て娼館がある場所へと向かった。

そんな急いで娼館に向かうソウスケの後姿を見ていたロットの顔は、面白い物を見る目になっていた。


「新人離れした実力がありそうな気はするんだが・・・・・・他の面ではまだ新人なのか? まぁ、娼館に行く前のああいうそわそわした感じは昔を思い出すな。俺も初めて娼館に行くときは緊張しっぱなしだったからな。ただ、俺に交渉してきたときは素人って感じはしなかったな。それに軽く銀貨一枚渡してきたしな。もしかして貴族の坊ちゃんか? いや、もし貴族の子なら俺みたいな冒険者にわざわざ娼館の場所を聞く必要は無いだろうしな。本当に謎な少年だったな。・・・・・・もしかしたら、今後台風の目になって有名になっていくかもな」


ソウスケのもしかしたらな未来を考えながら、ロットは取りあえずエールを一杯店員に頼んだ。


太陽が沈み始めており、人が少なくなってきている道をソウスケは速足で目的地に向かった。


(・・・・・・やばいな。心臓がバクバク鳴ってるのが手を当てなくても分かる。店に入るときに見た目が子供・・・・・・まだ実際に子供だったな。だから追い出されるかもしれないけど、そこは金貨を見せれば大丈夫だろう、向こうだってわざわざ上客を逃がすような事はしない筈だ。それよりも心配なのは・・・・・・本番の方だな。まぁ、地球にいたときの事を含めて経験がゼロだから早漏なのは仕方ないだろう。取りあえずそこら辺は保険を掛けておいてあるから大丈夫だろう)


ソウスケは自分の右腕の人差し指に着けてある指輪に目を向けた。


(咄嗟に考え着いた案だったけど、上手く言ったな。というか、汎用性が本当に凄いよなこいつ)


ソウスケはニヤッと笑いながら指輪を撫でた。

そしてソウスケが宿を出てか約十五分、ようやく娼館が多くある一帯、歓楽街の前に着いた。


「・・・・・・ここで、今日俺は男になるのか」


そう格好よさげにソウスケは言ったが、第三者の目線で見ると全く格好良くなかった。


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