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二百九十四話 目を向けていなかった

「・・・・・・やっぱり二度寝は最高だな」


ダンジョンからお目当ての果実と花に加えて貴重な角と鱗を手に入れたソウスケは既に地上に戻っていた。

そして八時過ぎほどに一回起きて朝食を食べるが、眠気には勝てなずにもう一度布団の中に入って十二時程まで寝てしまう。


ミレアナは暇つぶしにとザハークをボディーガードとして一緒に連れて街の服屋を巡っている。


「ミレアナも最近ようやく自分の動きたいように動くようになったよな。良い事だ」


少し前に奴隷という立場から解放されたミレアナだが、それでもソウスケの為に動こうという気持ちが強く残っており、自分の為に動こうという行動が少なかった。


だが最近はソウスケの為に何かしようという考えが消えた訳では無いが、それでも自身の為に動いてお金を使おうと行動する事が増えた。


「さて、休日とはいえ俺も少し体を動かさないとな」


食堂に降りて軽く昼食をとりながらソウスケは今日一日どうやって過ごすかを考え始める。


(正直行きたいところは無くは無いけどなんかそんな気分じゃないんだよな)


ファンタジーな武器に興味が尽きないソウスケは武器屋巡りでもしようかと考えるが、休日にちょいちょい見て回ってるので宿の近くにある武器屋は殆ど見てしまっている。


(他に行っていないところはあるんだろうけど普通にこの街も広いから行って帰っての時間を考えるとなぁ・・・・・・ちょっと時間が足りないな)


ダンジョンを保有する街なだけあって面積はかなりの広さを持つ。


(この街を治める貴族の当主の手腕ってのもあるんだろうけど、やっぱり欲しいモンスターの素材や薬草に果物とかが手に入るってのは結構重要なんだろうな)


街の住人や冒険者に商人、そして貴族にとっても安定して物資が手に入る事で需要と供給が物凄く安定する状況をつくりだしている。


(そういえばこの街に来てから外のモンスターとは戦っていないな)


目的のモンスターがダンジョン内にいるかもしれないと思っていたソウスケは街の外には全く目を向けていなかった。

それに気が付いたソウスケの一日の予定は直ぐに決まった。


昼食を食べ終えたソウスケは直ぐに街の外へと向かい、門を潜る。

外に出たソウスケは門兵から見えなくなり、周囲に人がいない事を確認すると全速力で森の中に入った。


(森の中まで丁寧に探索するつもりは無いからな。にしても・・・・・・前に拠点にしていた街の近くの森と比べて木々が大きい気がするな。もしかしてダンジョンの影響を受けているとかそんな感じか? もしくは元々この辺りの木々の生命力が強いから草原に森や密林に特化したダンジョンが生まれたのかもしれないな)


周囲の木々を観察しながら十分程森の奥へと進んだソウスケは一旦速度を落とし、のんびりと探索を始める。


「途中モンスターと何度かすれ違ったけど全て無視してたからどんなモンスターがいるのかちょっと楽しみだな」


ソウスケとすれ違ったモンスター達は獲物を追いかけようとソウスケの後を追おうとするが、容赦なく奥へ奥へと進むソウスケの速さに追いつくどころかどんどん距離を離されていくので、次第に追いかけるのを諦めた。


周囲を警戒はするが少し未知の場所を探検する少年気分で進むソウスケ。

ベテランに片足踏み入れた冒険者や周囲を警戒する大切さを知ったばかりの冒険者ならば今のソウスケの態度に呆れるかナメているのかと怒鳴るか、どちらかの対応を取るだろう。


しかしある程度の音と匂いが分れば自身の反応速度ならばどうとでもなるとソウスケは確信している。


(百メートルぐらい離れた場所からいきなり狙撃されたり突っ込んでこられたりしたら流石にヤバいかもしれないな)


多少の危機感を抱きつつも余裕な表情が消える事は無い。


そして歩き続ける事約五分。

ソウスケはようやくモンスターと遭遇した。


だがその場には一体だけでは無く二体のモンスターがおり、しかも何かを争ってか声を荒げながら戦っていた。


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