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二十七話戦闘中に止まったらダメだろ

ソウスケから死刑宣告を受けたゴブリン達は、ソウスケから逃げられないという事を本能的に悟り、逃げるのを諦めた。そして、ソウスケに対してどう戦えばいいか分からず、及び腰になっていた。


そんなゴブリン達に痺れを切らしたゴブリンリーダーが手下のゴブリン達に、さっさと目の前の人間を襲えと命令した。


「グギャ、ギャギャグギャ!!!」


「「「「・・・・・・ギ、グギャアアアアアア!!!!」」」」


ゴブリンリーダーに急かされたゴブリン達は、自分の武器を手に持ち、一斉にソウスケに襲い掛かった。

固まってではなく、分散して襲ってくるあたり、少しは考えているのだろうとソウスケは思った。


「まぁ、だからどうしたって話なんだけどな」


ソウスケは時間をかける意味が意味がないので、速攻で終わらせた。


「・・・・・・ファイヤーボール」


ソウスケは自分の周りに火の玉を作りだし、向かってきたゴブリンすべてに向かって、ファイヤーボールを放った。

結果、顔面にファイヤーボールを喰らったゴブリン達は焼き焦がされ、脳までも焼かれてあっけなく死んだ。


ゴブリン達がソウスケが襲い掛かっている間に、自分は逃げ出そうとしていたゴブリンリーダーは、自分の手下たちが一瞬にしてやられた光景に驚きを隠せなかった。


それは後ろにいる三人も同じだった。


「す、すげぇ・・・・・・」


「ふぁ、ファイヤーボールってあんな使い方が出来たんだ」


「そ、それより今あの方、詠唱をしていなかった気がするんですが・・・・・・」


とりあえず目の前の光景が信じられない、それが三人の気持ちだった。


「火はとりあえず消しておかないとな」


まだ頭部が燃えているゴブリンの死体に、ソウスケは魔力で水を作りだして消火した。

そして、近くにあった石を素早く拾った。


「これで・・・・・・終いだ」


ゴブリンと違い、上位種のゴブリンリーダーを警戒して、石に魔力を纏わせてゴブリンリーダーに投げつけた。


「グギャっ!!!」


驚いて動けなくなっていたゴブリンリーダーの心臓を簡単に突き破り、後ろの木にまでめり込んでいた。

心臓を貫かれたゴブリンリーダーは、ゆっくりと地面に倒れ込んだ。


「・・・・・・うし、死んだみたいだな。周りに・・・・・・モンスターの気配なし、増援の気配もない。取りあえず大丈夫だな」


辺りの安全を確認したソウスケは、後ろに振り返り四人に声を掛けた。


「ゴブリン達はもう全滅したから安心して良いぞ」


「は、はい。あ、あの。ありがとうございました!」


動けなくなっていた二人を庇っていた少年の方が礼をソウスケに言った。


「本当に有難うございました!!」


「た、助けていただいて本当に、ありがとうございます!!」


気絶しているもう一人の少年を除いた女の子二人もソウスケに例を言った。

その事に対して、ソウスケは恩を売るような事はしなかった。


「ああ、そんなに気にする事は無いぞ。薬草の採集をしていたらたまたま悲鳴が聞こえたから。無視するのは気分が悪かったから助けに来ただけだ。だからそんなに頭を下げる事は無いから」


誰かに感謝されることは正直嬉しいが、同時にむずむずするのでそろそろ頭を上げて欲しいとソウスケは思った。


「ほら、とりあえずゴブリンの討伐証明部位と魔石を回収しようぜ」


「そ、そうですね。ルナはナイアの傍にいといてくれ。剥ぎ取りは俺とシルヴェナでやっておくから」


「わ、分かりました。お願いします」


討伐証明部位と魔石の回収は五分とかからず終わった。

そして、それをソウスケは全部少年たちに渡した。


「ほら、討伐証明部位と魔石は全部あげるよ」


普通の冒険者なら決して言わないようなセリフを言ったソウスケに、慌てて少年たちは受け取りを拒否した。


「た、助けてもらった俺達にそれを貰うことは出来ませんよ」


「そ、そうですよ。第一倒したの全部あなたなんですから」


二人の言葉にソウスケは確かにそうかもしれないと思い、何か理由はないかと探した。



「・・・・・・あれだ。俺は別に対してお金には困っていない。見たところ・・・・・・」


ソウスケは四人の装備、服装など見て答えた。


「四人ともまだ駆け出しだろ。今回のクエストに失敗したんだったら、生活が苦しくなるんじゃないのか?」


「「「うっ」」」


お金が尽きそうなわけではないが、確かに苦しい状況であるため、反論することが出来なかった。


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