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二百二十五話は〇ぱカ〇ター

「いやぁーーーー、本当に木のバケモノって感じなんだなトレントって」


夕食を食べながらソウスケは十一階層に突入して遭遇したトレントの姿を思い出す。


トレントの姿は普通の木と見分けがつきにくいところがあるが、トレントの体には基本葉が無い。

それ故に普通の木の近くに身を置き、近づいて来た得物を捕らえるという習性がある。


普通の木の近くにある不自然な木。

それにいち早く気が付いたソウスケは即座に警戒し、トレントの根に注意を向けて戦った。


体の体積は比較的広く、攻撃出来る部分が多いため少し面倒だと感じたがソウスケとミレアナは難無くトレントの原型を壊さない様に倒す。


ソウスケから事前にあまり体を傷つけない様に倒してくれと頼まれていたザハークは今の自分の力では直ぐに出来そうにないと判断し、魔石を砕いて倒す事に専念した。


ソウスケとしては出来ればトレントの魔石も欲しいが、今のザハークの実力でトレントを倒すのはそれが最善方法だと思ったので文句を言う事は無い。


「トレントの上位種であるエルダートレントもああいった姿ですよ。ただ、偶に通常種でも木に葉っぱが付いている個体がいます。そういった個体の葉は色々と使えるので高値で取引されます。ただその葉を高速で飛ばして相手を切り刻む攻撃を放ってきます。そうして放った葉は直ぐに生えるので厄介に感じるかもしれません」


「葉を飛ばして相手を切り刻むねぇ・・・・・・」


ミレアナが教えてくれた攻撃方法を聞いてソウスケは前世のゲームで存在する技名を思い出した。


(見た目としては多分あれと変わらないんだろうな。でも威力は断然トレントやエルダートレントが放つ攻撃の方が高さそうだ。それにウッドモンキーと同じで木の魔法を使うのも面倒だったな)


木は風や水、火の刃と比べて殺傷能力は低そうに思えるかもしれないが実際は全くそんな事は無い。


寧ろ余裕で人間の体を貫き、切断する事が出来る。

しかも個体によっては攻撃を放った後、土魔法と同じく木の刃や槍が残す事が出来るので足場に意識が集中してしまう可能性がある。


「ソウスケサンハ、トレントノソザイガタイリョウニホシインデスヨネ」


「ああ、商人ギルドから造ってくれと頼まれる商品にトレントの素材が合ってるからな。沢山ある事に越した事はない。エアーホッケーを作るのにも慣れて来たからな。ただ・・・・・・いずれ錬金術のスキルを使って色々造ってみたいと思って取って置いてある魔石の分はまだ大丈夫だけど、あんまり余裕がある訳じゃないしなぁ・・・・・・」


魔石はモンスターの差によって大きさは変わるが、決して大きくは無い。

ランクが低いモンスターの魔石を使ってエアーホッケーの重要部品である板を作るには百近くの魔石が必要になる。


「本来ならば避けるべき現象ですが、モンスターが大量発生して襲い掛かって来るモンスターパーティーに遭遇すれば魔石不足が一気に解消されるかもしれません」


「モンスターが大量発生かぁ・・・・・・遭遇するモンスターのランクにもよるけど、場合によっちゃめんどくさそうだな」


(いや、蛇腹剣や水龍の蒼剣を使えば一気に大量のモンスターを倒せるか。周囲の被害がヤバい事になりそうだけど)


使ったらヤバいと直感的に感じているため水龍の蒼剣を普段は絶対に使わない様にしているソウスケだが、全く使っていなければいざという時にまともに扱えない可能性が有るので、現在滞在しているダンジョンの攻略中に周囲を警戒しながら使ってみようと決めた。


「基本遭遇した者とモンスターとの実力にある程度差が無ければ全て面倒・・・・・・絶望の対象なんですけどね」


「イッタイイチデハタオセテモ、カズノサデツブサレルカラデスカ?」


「その通りです。体力に魔力の残量、アイテムの数を考えればモンスターパーティーと遭遇して生還出来る可能性は殆どありません」


ミレアナの言葉通り、今までダンジョンの中でモンスターパーティーと遭遇して助かった冒険者は数える程しかおらず、全員生還したパーティーは更に少ない。

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