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二百十一話避けて避けて

「俺達に話しかけて来る人って基本的に面倒な人が多いけど、逆に面倒事から助けてくれる人もいるんだな」


「私としてもあの場面で助けられた事は幸運でした。あの四人、特に話しかけて来た男の子の冒険者は私の話を流そうとしていましたからね。物理的に断る事は可能ですが、そんな事をする訳にはいきませんからね」


「なるべくそれは避けたいところだからな。ジーラスさんには本当に感謝だな。こんど会ったら礼に飯でも奢った方が良さそうだな」


二人は宿から出た後、ギルドに向かい二つほど依頼を受けてからダンジョンに向かっている。

受付嬢に依頼を受注して貰った後に野良パーティーの誘い、では無く。単純にミレアナの体目当ての冒険者に絡まれそうになった。

だがソウスケが床を最小範囲で凍らせた事でスリップし、冒険者達が頭を抱えて転がっている間にギルドから抜け出した。


「まぁ、場所が変わっても面倒な奴がいる事には変わりないんだけどな」


「それには同意します。それにしても今回は良い対応でしたね。アイスフロアですよね」


「ああ、ダンジョンに転移した時の初期の頃は良く使っていたな。そうしないと勝率が低くなるってのが理由だけど。ああやって面倒な奴らから逃げるのに使えるし、実際の戦闘でも使えるだろうからな」


「いきなり体勢を崩されれば、それだけで大きな隙になりますからね」


ミレアナも氷魔法は使えるので是非実戦で試してみようと、実戦を想定した時の使い所を考え始める。

ソウスケに関しては基本属性の魔法は全て使え、そうでない魔法も指輪に形状変化した蛇腹剣を使えば扱う事が出来る為、どんな場面で相手の足元を崩す魔法を使えばいいのかを考え始めた。


少しの間会話が無くなるが、二人共まだ朝の時間帯故に騒がしいダンジョンの入り口前に辿り着いた事に気が付き、事前に話していた通りに行動する。


二人は早足で人波をかき分けて同業者から声をかけられる前にダンジョンの中へと入った。

ソウスケとミレアナに声をかけようとした冒険者達は勿論いたが、二人の早足の速度に声を掛ける頃には二人が目の前を通り過ぎた後だった。




「よし、上手く躱せたみたいだな」


「わざわざダンジョンの中まで追って来るような人もいないようですし、何はともあれ良いスタートが切れそうですね。取りあえず五階層までは何かを探す事無く走って降りて行きますか?」


本来ならばミレアナが言った通りに降りていく予定だったが、あまり依頼を受けていない期間があるのは良くないだろうと思い、上層で達成出来る依頼をいくつか受注している。


「・・・・・・いや、先に受けた依頼の素材だけパパッと集めてしまおう。そんな珍しい素材や薬草って訳じゃ無いからな」


「分かりました。確かゴブリンの右耳が五つとホーンラビットの角が三つでしたね。それなら半日もあれば終わりそうですね」


「だろ。だから予定としては夕方までに依頼の部位を回収して一晩寝て下の階層に向かってダッシュだ」


ソウスケ達が本気で走れば上層に関しては数時間程で降りる事が出来る。なのでそこまでソウスケは時間に焦ってはいない。寧ろ美味しいところを逃さない様にしようと考えている。


こうして二人の二回目のダンジョン探索が始まったが、ギルドで受けた依頼に関しては半日どころか数時間で終わってしまった。


数時間の中でゴブリンやホーンラビット以外のモンスターとも遭遇するが、平均時間約十秒以内に戦いが終わってしまう。使える部位や肉に魔石の回収を含めても大した時間は掛からなかった。


ゴブリンに関してはソウスケの石での投擲により、瞬殺。文字通り話にならない速さで片付いてしまう。

ただゴブリンやオークに関して戦うに相応のランクである冒険者の場合万が一もあり、倒されたのが女だった場合待っているのは地獄。

そのためゴブリンを倒す事には多少なりとも意味があるのではとソウスケは感じた。

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