表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

3

シルフィさんは、一般常識から世界の歴史についてまで沢山のことを語ってくれた。


この世界には3つの島があり、それぞれに陸の王、海の王、空の王が存在しその王を統べる者、魔竜まりゅうが存在する。

魔竜まりゅうは人間と魔物、魔族全ての者に不可視の存在である。

各王は1度死んだが、魂を他の魔族に移し魔物、魔族を支配したらしい。


他にも一般常識は日本とほぼ変わらない。


物価は銅貨、銀貨、金貨、白金貨と分けられ、左から百、千、万、十万という金額で数えれる。


ギルドで自分の職業を貰えたり、クエストをこなすことにより、報酬を貰えるなど、俺が知る異世界とあまり変わらない。


シルフィさん曰く、まずは、ギルドに行き職業を貰いお金を稼ぐといいと言われた。


冒険者にはレベルがありそれが上がるにつれ、筋力、魔力などの上昇の他に器の上昇というものがあるらしい。


器の上昇についてはまだよく分かってないが、転生者の真核の強度の上昇ではないかと言われている。


レベル上昇に必要な経験値はモンスターを倒す、経験値を含んだ素材を食べるなどがある。


この他にも色々と聞いたことがあるが、今はこのくらいにしとく。そのうち必要になったら場面場面で説明しよう。


そう言えば異世界転生の経緯を話すと言っていたな、今まで話したことが一応異世界転生した経緯だ。


結局異世界転生した理由は分からなかったが、これからすること、したいことが決まった。そのついでにどうして異世界転生したか調べよう。一応戻り方も知りたいが、別に日本に戻ったところで退屈な日々に逆戻りだし別に戻らなくていいな。


それよりもまずは、ギルドに行きギルド登録&職業を貰うぞ。

出来れば仲間が欲しいが今までソロ専だった俺に仲間を作れるとは思わないがやはり欲しい。


「よし、ギルドに行って新たな冒険をしよう!」


シルフィさんには、3日お世話になった。ずっと森で一人暮らしだったらしく俺がいなくなると知り悲しんでいたが、最後には笑って見送ってくれた。


「気を付けてね。いつでも遊びに来ていいからね、歓迎するから。」


シルフィさんは、泣きそうな顔で無理やり笑って最後まで手を振ってくれた。


俺は、シルフィさんに、ギルド登録に必要な銅貨1枚と雑費を貰ってシルフィさんの家から歩いて2時間ほどにあるギルドのあるまぁまぁ広い街へ向かった。


歩いているのが暇だったのでミラと話すことにした。


「なぁ、ミラ?人化出来るって言ってたよな。やってみてくれないか。」


俺がミラに問いかけるとすぐにミラからの返答が来た。


「はい、マスターの命令とあれば私はどんな姿にだってなってみせます!」


いや、別に人化してくれるだけでいいんだけど…と思っていると、頭にいくつかの質問が浮かんできた。



「好みの女性を教えてください。」

「1番、身長はどのくらいが理想ですか?」


身長か…162位がいいかな。(適当)


「2番胸はどのくらいがいいですか?」

シルフィさん位がいい!あの、出過ぎず出なさすぎないあの絶妙なバランス。


「さ、3番どのような顔が好みですか?」

ん?動揺したんだ…まっ、いっか。顔か…清楚なん感じの知的美人かな。


「4番髪型は何がいいですか?」

やはり、黒髪ロングかな。いや、白髪もいい…ロング白髪…最高かよ。いや、みず…


「なんでもいいんですね。」

ちょっ…まて考えてる最中だ。


「ミラ人間バージョン作成開始します。」

え?今のってミラがどんな感じにするかって質問だったのか…不味ったな…ミラには155位の知的でかわいい妹系が良かったのだがな…出来れば水色髪…まっ、しょうがないか。


「ミラ人間バージョンキャンセルそして、再作成開始します。」

おっ?俺の要望を入れてくれたのか…流石俺のパートナー有能だな。


「ミラ人間バージョン完成しました。人化開始します。」


俺が、歩いていると突然俺が想像してたミラが突如現れた。


青髪ツインテで頭がいい感じのかわいい妹みたいな素晴らしい女の子がそこには立っていた。しかも、ゴスロリ服。


因みに俺は、ロリコンではないからな。←重要


「マスターどうですか私可愛いですか?」


ミラは俺の頭の中に直接話しかけるのではなく可愛い声で普通に声で喋ってくれた。


「あぁ、可愛いな。こんな妹いればいいのにと思うくらいにな。」


本当にそう思う俺には、妹がいない。だからどうしても妹が欲しかったのだ。親に妹欲しいと頼むも断られた記憶もあるくらいにだ。


「良かったです。もし良ければお兄ちゃんとお呼びしましょうか?」


「いや、いい。マスターって響きが好きだしな。」


俺の中でマスターは一生に一度は呼ばれておきたい名前ベスト5に入る。


「分かりました。ではマスターこれからよろしくお願いします。」


無垢な笑顔で微笑んでくれた。


ちょっとドキッとしたが俺はロリコンではないから大丈夫だった。本物のロリコンだったら失神していたな…


そんなことを思いながら俺は、ミラに軽く答えた。


「あぁ、頼りにしてるぞ。」


俺とミラは街に着くまで他愛のない会話をした。

次回から本編に行きます。

最初の3話は一気に書いて投稿したので最初の出だしが変になっていましたが、

次回からはしっかりと1話1話書くので最初の3話は見逃してください(;´д`)トホホ…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ