催物/湯本高等学校吹奏楽部代40回定期演奏会 ノート20180326
湯本高等学校吹奏楽部代40回定期演奏会
母方実家の彼岸で墓参りに会津に行ったとき、猪苗代湖にはまだ白鳥がいて、若松市郊外には渡りであろう鷹がいた。その翌日の2018年3月25日・日曜日のこと、郷里の福島県いわき市だ。梅や河津桜は散り際だが、染井吉野開花まであと一週間というところ、快晴でコート不要の天気だ。そろそろ燕が飛んでくるころでもある。
家内がピアノをやっている関係で、十数年ほど前からポツポツとコンサートに通うようになった。家内の関係者以外ではプロの楽団のものだけ聴いていた。先日、図書館エレベーターに、福島県立湯本高等学校吹奏楽部代40回定期演奏会のチラシが貼ってあったので、覗いてみることにした。Youtube動画で、京都橘高校のマーチングバンドや、大阪登美丘高校ダンス部を視聴すると、高校生の演奏というのもあながち馬鹿にはできないものだという気がしたからだった。会場入口でパンフレットを貰う。それによると、全日本吹奏楽コンクールで銀賞・銅賞を連年受賞する高校だった。
会場はアリオスという舞台・音楽施設だ。メインとなる大ホールはバルゴニーがついたオペラ劇場様式になっていて、二階から一階がスロープになって舞台に続いている。私と家内は二階部分に陣取った。
演目は三部からなっていた。家族や関係者ばかりだと思っていたら、会場はほぼ満員でなかなか盛り上がった。客が多く、帰りは玄関までたどり着くのに時間がかかった。
第Ⅰ部はオーケストラ仕様、第Ⅱ部は客演三氏の共演と三年生のパフォーマンスが入り、第Ⅲ部は音大生であろうOB・OGが入る。このうち、第Ⅱ部のパフォーマンスは宝塚風味の音楽劇だ。「ウェストサイドストーリー」は映画の粗筋を追ったもの、「レミゼラブル」は冒頭とラストシーンのイメージでフランス国旗と赤旗を振るシーンが印象に残る。また、第Ⅲ部はアメリカンナイズされた青のTシャツを着ての演奏で、ときどきOB・OGが立ち上がってソロをやった。また合唱部が共演し、こういう動員力は学校ならではの強みだなあと感じた。
以下は演目だ。
オープニング
0 校歌
第Ⅰ部
1 A・リード作曲「音楽祭のプレリュード」
2 R・ジェーカー作曲「シンフォニア・ノビリッシマ」
3 塩見康史作曲「古き森の戦記」2018年度全日本吹奏楽コンクール架台局Ⅰ
4 天野正道作曲「ラ・フォルム・ドゥ・シャク・アムール・ションジュ・コム・ル・カレイドスコーフ」
5 O・レスピーギ作曲「ローマの祭り」より、五十年祭・十月祭・主顕祭
第Ⅱ部
1 映画「レ・ミゼラブル」のテーマ
2 映画「ウェストサイドストーリー」のテーマ
第Ⅲ部
1 東海林修作曲「宝島」
2 ビリージョエル作曲「オネスティー」
3 金山徹編曲「ピンク・レディー・メガコレクション」
4 「ディズニー・プリンセス・メドレー」
5 小山薫堂作詞 youthcace作曲「ふるさと」
6 L・ボーダック/B・ハガード作曲「サウス・ランパート・ストリート・パレード」
アンコール
1 「AI-Story」
2 「復活」
顧問/小山田浩、関成利、長浜裕佳
(*このうちが小山田氏が指揮、関氏が吹奏楽部顧問を兼任している)
客演奏者/ワルゴット奏者・新井渉、ハープ渡辺文江、ピアノ鈴木啓太
司会/田子幸恵(*FMいわきパーソナリティー)
ノート20180326
追記
26日夕方、いわき市内にある染井吉野の花が咲きだした。29日福島県開花宣言。
27日夕方、カワセミ写真をとろうとカメラを持ち歩いていたら、対岸の土手で猫が獲物を狙って待機していたので写真を撮った。その瞬間、手前・川沿いを、カワセミが横切って行った。