短編小説を!書きたいんです!いいですか?!いいですね?!ありがとうございます!!!
普通
周りのやつらがナイフを持っている。普通という名のナイフを。
周りのそいつらは平気な顔をして俺にナイフで切りかかる。
そのナイフは俺の皮を、肉を、内臓を、切り裂いて、ぐちゃぐちゃになるまで切り刻む。
それでも俺は不思議と死ぬことはない。まだ心臓が動いている。まだ何かが生をつないでいる。
もういっそ俺を殺してくれ。
そう思っても思っても思っても、何も変わらず生き続けてる。
何か変えないと、何が違うんだ、何が、何がと必死に考える。
それでも俺には答えが見つからなくて、必死にナイフから逃げて逃げて逃げて。
時には反撃するけどそれに効果はなくて。
俺は気づくと周りには誰もいないシェルターの中にいて。
シェルターの中から他に逃げてきた人と通信をして、笑って、怒って、泣いて。
シェルターの外にいた頃より楽しい気がして。そう思い込んでいて。
そこで俺は生活をすることに決めて、時には外に出て食料を取りに行ったりした。
そんな生活をしてても俺の中には一つ決定的にわかってるものがある。
こんな生活空虚だって。心を満たすために空虚で満たされたような錯覚に陥ってるのだってわかってる。
頭の中に一つ自分の声がこだまする。
「そんなところにいて本当にいいの?それが答えなの?人生もっと大事にしなよ。そのシェルターだっていたところで何もないんだよ。」
「うるさいうるさいうるさい。分かってるよそんなこと。」
「分かってるんだ。へぇ。ならここから出ないといけないことも?」
「分かってるよ。」
「ならじゃあもう出ないとね。ほらすぐに支度しな。」
「嫌だ嫌だ嫌だ。」
「はぁ。また逃げるの?またほかのシェルターにでも行くの?」
「うるさいなぁもうわかったよ。ここから出るよ。ただ、心の準備をさせてくれ。」
「心の準備?やだね。それはただ逃げてるだけだ。早く成長しないと。早く立派にならないとね。成長することすら逃げるんだ。本能が狂っちゃったかい?」
俺はその言葉を聞いて空気のナイフをぽっけの中から取り出して、自分の足首、膝、脚、胴体、指、手、肘、肩を切り付けて、最後の一突き心臓を。




