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第28話 初め方



 バタンッ



 自分の部屋に戻り扉を閉めると、靴を脱ぎながら服を脱ぎ始め、そのままお風呂場へ向かった。

 雑に三つ編みをほどき頭から熱いシャワーを浴びていたら、だんだんと実感が湧いてきた。



「田沼さん……私のこと好きって……」



 水音にかき消される音量で一人呟くと、今さら駆け足で心臓が走り始めて、私は重ねた両手を胸に当てて押さえつけた。



 信じてたけど、信じられない……

 


 ……てゆうか私、よくよく考えたらすごいこと予約してきたよね……?



 鏡に映ったシャワーに打たれる自分を見ながら、ついさっきの自らの言動を思い返す。「田沼さんを抱きたい」なんて、なんて率直な直談判をしたんだろう……。テンションが上がりきって、普通じゃ言えないことをつい口にしてしまった。



 ……そんなさっきの私に一言だけ言いたい。




 グッジョブ!!




自己賛辞をした直後、ハッとする。



「こんなことしてる場合じゃないじゃん!」



 早くシャワーを浴びて戻らないといけない!あまり時間が空きすぎたら、ややこしい田沼さんはまたすぐ心変わりをしそうで信用ならない。



 全力で諸作業をこなしお風呂から出ると、とても人には見せられない生まれたての姿のまま、まずはドライヤーで髪を乾かした。それが終わると、クローゼットの中から一番の勝負服を出し袖を通した。

 一時も休まず次は、自称鬼面食いだという田沼さんに『可愛い』と認定してもらえるよう、いつもより張り切ってメイクをした。気持ち少しだけ濃くなってしまった気がしたけど、よしとする。 

 最後に、髪のセット。ここ2週間は三つ編みに編んでいた髪を久しぶりに下ろしたスタイルにすると、少し気恥ずかしくなった。



 全ての準備が終わり、全身を映せる鏡の前に立ってみた。



「……ちょっと、気合い入れすぎかな……?」




 悪くはないはず……だけど、媚がひどい。

 あきらかにあからさまな媚だ。



 ……いや、大丈夫!

 多分田沼さんはこのくらいがいいんだ!!

 



 そう自分に言い聞かせて納得し、緊張しながら田沼さんにメッセージを送った。



『お待たせしました!準備出来たんですけど、田沼さんはどうですか?もうお伺いしてもよろしいでしょうか??』



 画面を静かに凝視していると、すぐに返事が来た。



『どうぞ』



 そっけなさ過ぎる三文字に、不覚にも逆にそそってしまった。



『今から行きます』



 そう返すと、もう返事は返って来なかった。


 


***




 田沼さんの部屋を出てからきっかり90分後、私は再び田沼さんの部屋の前に立っていた。慌てていたさっきとは違い、今度はちゃんとインターホンを押して訪問する。



「……はい」



 インターホン越しのその控えめな返事だけで、田沼さんの緊張が見えるようだった。もちろん私も、高温多湿のサウナの中で息をするのも苦しい状況くらいに強張り、逆に脳内は変にふわふわしていた。



「……伊吹です」


「……今、開ける」



 古い木造の扉越しにかすかな生活音が聞こえて、まだ姿の見えない田沼さんの存在を感じた。田沼さんはどんな服で私を迎えてくれるんだろう……?

 そう考えていると、ドキドキのスピードはどんどん増していった。



 ふと今の自分の状況をかえりみる。

 私って今、田沼さんとエッチをするためにここに立ってるんだよね……?改めて自問自答してみると、顔から火が出るほど恥ずかしくなってきた。



 どうしよう……部屋に上がったらどうやってそうゆう雰囲気に持ってこう……?

 下手に時間が開いてしまったものだから、突如どうしたらいいか分からなくなった。

 欲望にただただ忠実だった90分前の自分が恋しい……。

 その時、ドアノブがガチャリと音を立てた。



 目の前の扉がゆっくりと開いてゆく。そして、ついに現れた田沼さんの格好を見て私は思わず絶句をした。



「あ……」


「……えっ?!」



 私の格好と自分の格好を見比べて、田沼さんは急に慌てふためいた。


 

 田沼さんが着ていたのは上下ピンクのガーリーなパジャマだった。確かに、純粋にセックスをするための衣装と捉えると、何より理にかなっている。

 とは言え、まさかそう来るとは予想していなかった。



 だって、田沼さんがピンクを着ているところ自体、私は見たことがない。

 いつもは基本、身につけるものは黒か茶色で、『今日はちょっと遊んでる!』と思ってもエンジくらい。そんな渋い色ばかりの田沼さんが、家ではピンクのパジャマとか、いきなり私に対して内面を晒してきてまた別の意味で興奮する。



「あっ、あの……その私、服とかじゃない方がいいのかと思ったから……」



 私はまだ何も言っていないのに必死に言い訳をしてくる。バカみたいに愛しい。そんな田沼さんの言葉は敢えて拾わず、私は別の質問をした。



「あの、上がらせてもらってもいいですか?」


「あ……ごめん、どうぞ……」



 玄関の中に入り、きちんと鍵を閉める。



「お邪魔します……」



 さっきまで居座っていた見慣れた空間なのに、初めて入る部屋みたいに新鮮に感じる。



 田沼さんは私が靴を脱ぐと、いそいそと冷蔵庫から麦茶を出して二つのグラスに注ぎ、それをテーブルの上に置いた。



「……ありがとうございます」



 これからエッチをするのに麦茶……?

 いや、水分補給もミネラルも大事だ。

 きっと沢山汗をかくだろうし!



 下世話なことを考えながら、飲み会の一杯目のビールのように私はお茶を一気に飲み干した。



「伊吹さん、喉渇いてるの?もう一杯飲む……?」


「いえ、もう大丈夫です。ありがとうございます」


「そ、そっか……」



 田沼さんは、喉が渇いてるというより手持ち無沙汰をごまかすアクションとして、何度もグラスを口に運んでいた。その証拠に中のお茶はほとんど減っていない。



 不自然を隠せない不器用さにまたしつこく胸がきしむ。そんな田沼さんの姿を私はじっとりと見つめていた。



「な、なに……?」



 さすがに触れずにはいられない私の熱視線に、田沼さんはおずおずと尋ねてきた。



「田沼さんのパジャマ姿、すごく可愛いです。ピンク、似合いますね」



 あきらかに照れてるのに、田沼さんはすました顔で受け流す。多分、返し方が分からないんだろう。



「……それより伊吹さんの服……それはちょっと……」


「えっ?!こうゆうのダメでした?!好みじゃないですか!?」


「違う……。そんなに可愛い姿見せられたら……」



 本当に困りながらそう言った顔を見て、あることに気がつく。



「あっ!田沼さん、眼鏡してない!」



 畳に膝をついて立ち、テーブル越しに田沼さん付近を探る。だけどどこにもない。おかしいな、ついさっきまではしてたのに。もしやと思ってテーブルの下を覗く。



「あっ!あった!」



 手を伸ばして眼鏡を回収すると、テーブルを回って田沼さんのすぐ側まで行き、了承も得ずに田沼さんにかけさせようとした。



「ダメだって!!まともになんか見れないから!頭の血管切れちゃう!」



 ふざけたことを言ってるようだけど、本人は至って真剣だった。



「お願いです、ちゃんと見て下さい!がんばって気合い入れてきたんだから!」


「……でも、本当に私……」


「……そんなに嫌ですか?どうしても、見てくれないんですか……?」



 あまりにも頑なな姿勢に私が本気で落ち込み始めると、田沼さんは少しだけ口を尖らせるあの仕草をしながら、私から眼鏡を受け取った。



「……そこまで言うなら見るけど……」


 

 軽く目を閉じながら、慣れた手つきでゆっくりと田沼さんは眼鏡をかけた。

 田沼さんの視界が遮断されているその隙に不自然な距離まで迫る。そして、目を開けた田沼さんと目が合うと、レンズのその奥をじっと見つめた。



「……どうですか?可愛いですか……?」


「……ちょっと……ほんとヤバい……可愛すぎる……」


 

 田沼さんは息を我慢するかのように右手で顔の下半分を覆いながらそう言った。そのまま瞳孔を上下に動かして、食い入るように観察してくれている。



「ちょっと本気出しちゃいました!」



 解放した田沼さんが惜しげもなく褒めてくれるものだから、調子に乗って少し得意気になる。



「……伊吹さんの本気って殺人レベルだと思う」



 大真面目な顔で呟くその瞳の奥に欲望の欠片を感じた私は、まだ観察を続ける田沼さんの前でシャツのボタンを外し始めた。すると、田沼さんの視線の焦点は私の指先にロックし、その動きを追って少しづつ下へと降りていった。4つ目のボタンに手をかけたところで止めると、田沼さんは訴えかけるように目線を私の目に合わせた。



「次は田沼さんの番ですよ」


「えっ?!」


「私ばっかり恥ずかしいじゃないですか」


「ちょっと待って!……せめて先に電気消させて!」



 立ち上がろうとする田沼さんの手首を掴んで阻止する。



「嫌です」


「こんな明るいままなんて無理!」


「……自分で出来ないなら私が脱がせてあげますから」



 早速、プラスチック製の小さなボタンをつまむと、意外にも田沼さんはそのまま固まってくれた。



 私、田沼さんのパジャマのボタンを外していってる……



 緊張はもう針を振り切って計り知れないくらいなのに、不思議と手元はスムーズに動いていた。



「……全然大丈夫みたいです」


「……なんのこと?」


「実は、さっきまでどうやって始めたらいいのかなって悩んでたんですけど、そんなこと考えなくても全然大丈夫でした。田沼さんのこと見てるだけで私、自動的にスイッチが入っちゃうみたいです。とにかくしたい気持ちが勝っちゃう」



 そう話しながら、私と同じく上から3つまでのボタンを開けた。



 その時だった。



「…………あっ」



 あの銭湯の日、一瞬で私をとりこにした胸元のほくろを見つけた。異常なほくろフェチの私は我慢出来ずにその場で田沼さんを畳へと押し倒し、谷間に顔を埋めてほくろの上にキスをした。



「……あっ……い、伊吹さんっ……」



 唇が肌に触れたと同時に、田沼さんはビクンと全身で反応した。いやらしく私を呼ぶ声と、歓ぶように反応した体にさらに自分勝手になる。はだけたパジャマ姿で私に押さえつけられている田沼さんを見下ろす。



「……そんなに見ないで」


「……もっとそうゆうこと言って下さい……」



 そう言ったくせに、言葉を口に出来ないくらい口を塞いでキスをした。田沼さんは苦しそうにしながら体をよじる。そのせいでちょうどよくさらに開いた胸元がまた私を誘ってくる。



 キスをやめ、田沼さんの短い呼吸を耳にしながら私はほくろを舐めた。



「い、伊吹さん……何してるの……?!」


「私……ほくろに異様に興奮しちゃうんです……田沼さんのここのほくろ、すごくエッチで……」

 


 答えながらも舌の動きは止めなかった。性感帯ではないはずなのに、田沼さんは私の舌が動くたび、小さな反応を繰り返す。



「や……やっぱり伊吹さんて変だよ……」


「……確かに、普通はこっちですよね?」



 パジャマの内側に手を差し込んでいく。



「でも私、おっぱいもちゃんと大好きですから」



 ブラジャーのレースをめくろうとしたその時、田沼さんは私の手を力強く止めた。今さら抵抗?!驚いて見上げる。



「……ベッドがあるんだから、畳の上でしなくても……」



 恥ずかしそうに顔をそらして田沼さんは言った。



「……そうですよね」



 私は田沼さんの手を引いてベッドの上へ乗った。大した力じゃなかったけど、田沼さんはちゃんとついてきた。



「ていうか、ごめんなさい。私、服のままで……」


「大丈夫。気にしないから」



 それより早く続きをして欲しそうな顔をしてくる。私は田沼さんをベッドに優しく押し倒した。



 言葉にしなくてもお互い同時に目をつぶった。この状況に少しは慣れたのか、欲望に完全に火がついたのか、田沼さんはさっきよりかなり大胆なキスをしてきた。



 触れたくて仕方なかった抱き心地の良さそうな体に腕を回す。お風呂上がりのパジャマ越しの田沼さんの体は、想像異常の柔らかさだった。気持ちいい。愛しい。いい匂い……



 ずっとこうしていたい。

 もうこのまま完全に体がくっついちゃってもいいんじゃないかとさえ思う。色々不便というデメリットが浮かぶけど、メリットの方がギリ勝つかもなんて本気で考える。



 その時、ふとあることを思って体を離した。



「……そう言えば、一つ気になることがあるんですけど」


「……なに?」


「田沼さんて、タチですか?ネコですか?」


「今聞くの?」


「だってすっごく大事なことだから。……その、愛ちゃんにはされてたんですか?それともしてたんですか?」



 当たり前だけど田沼さんは気まずそうな顔で言葉に詰まった。



「……過去のことですから」



 語尾に『気にしないで下さい』とまではつけられない未熟さを申し訳なく思う。でもそんな私の心情を田沼さんは分かってくれている気がした。そして、禊のように話し始めた。



「……愛ちゃんとは、愛ちゃんに合わせて私が攻めてた……かな。愛ちゃん、バリネコだから……」


「えっ!?愛ちゃんバリネコなんですか?!」


「うん……」


「……なんか、体の大きい愛ちゃんを田沼さんが攻めるって想像つかないな……」



 想像がつかないのがせめてもの救いかもしれない。自分から聞いたくせにやっぱりダメージはあった。



「あの、伊吹さん……」


「はい?」


「……ごめんね」



 やっぱり田沼さんにはバレていた。



「私が聞いたんですから!」


「というより、そうゆうことしてたこと……」


「それは、正直ショックではあったけど、責めるつもりなんかありません。田沼さんはきっと、一生懸命生きてきただけだと思いますから」


「………伊吹さん……」



 すると、田沼さんは両手を伸ばして私を抱きしめた。耳にかすかに唇が当たっている。さっきまでどエロいキスをしてたというのに、そんなことだけで心臓が破裂しそうだ……



「……大好きだよ」



 耳元で言ってくれた言葉には心からの想いがこもっていた。相手にも言って欲しくて言ったんじゃない、ただその気持ちを伝えたい……そんな感じだった。

 でもやっぱり『私も!』って言いたい。……そう思った矢先、田沼さんは話を戻した。



「……さっきの話だけど、本当言うとするのはあんまり得意じゃないっていうか……だから、どっちかと言えば……」


「やっぱり。田沼さん、ネコなんだ」


「やっぱりって何?!」


「きっとそうだろうなって思ってましたもん」



 私がそう言うと田沼さんはもっと赤くなって私をキリッと睨んだ。

 だめだ……可愛すぎてもうどうにかなりそう……



「……伊吹さんは?」



 田沼さんが報復のつもりか、自分と同じように恥ずかしめようと聞き返してきた。私はまた田沼さんの上に覆いかぶさり、

 


「私は……とにかく今田沼さんのことをめちゃくちゃに攻めたいです……」



 と耳元で囁いた。言葉に反応したのか、耳にかかる息に反応したのか、田沼さんは「んっ」と声を漏らして息が上がり始めた。



「質問の答えになってない……」


「でも田沼さん、興奮しちゃってますよね?」


「…………」



 私に嘘をついたことを相当反省しているらしく、その戒めか、こんなじゃれ合いの中でも田沼さんは嘘をつけなくなっていた。その代わりが沈黙らしい。

 いつもはすましてばかりで、タチネコクイズがあったら、絶対タチ丸出しな田沼さんがネコだなんて最高だと思った。今も私なんかに簡単に振り回されてる田沼さんを見てると、なんだか幸せで笑えてきた。



「何笑ってるの?!」


「だって田沼さん、普段のイメージからしたら絶対タチなのに実はネコなんて……」



 すると、田沼さんは泣きそうに傷ついた顔をした。しまった、言い方を間違えた……



「私がそんなの……やっぱりおかしいと思ってるんでしょ?」



 デリカシーと説明の足りない言葉で傷つけてしまった。本当に心から申し訳ないと思う……。



 だけどなんだろう……



 本当に申し訳ないって思うのに……傷ついてる田沼さんを見てるともっといじめたくなる……



「……そうですね、おかしいです。いつもはあんなに斜に構えた田沼さんが、するよりして欲しいなんて。だから思わず笑っちゃいました」



 田沼さんの頬をそっと撫でながら言った。田沼さんは不安気にじっと私の目を見つめている。



「……だって、そんなの最高ですもん。……私はされるよりしたい方なんです。あの田沼さんをなんでも私の好きに出来る……そう思ったら今も笑いが止まらないくらいです」



 そう言うと、本当に私はニヤニヤしてしまった。本当に嬉しくて待ち遠しくてたまらない。そんな私を下から見た田沼さんの中にはもう不安はなくなっているようだった。



「『なんでも』ってことはないでしょ……別に何もかも伊吹さんの好きにしていいわけじゃ……」



 視線を壁の方へ向けて反抗するように言ってくる。注意がそれたことをいいことに私はもう一度中途半端に開いたシャツの中へ手を差し込んだ。



「そうゆう方が好きなくせに」



 田沼さんは慌てて私の手首を掴む。今度はそれでも止めずにブラジャーの下に滑り込ませた。


 

「……そっ……そんなことな……」



 その間もじりじりと手を奥へと忍ばせる。やわらかい感触を指先に感じるとあきらかに私の呼吸は荒くなった。その弾力を楽しみながら、もう止めることが出来ず中指で乳首に触れた。



「…………ダメ……」



 大きなおっぱいの先の乳首はもうとっくに硬くなっていた。こんなに我慢してたんだと思うとさらに愛しくなって、私は褒めるようにくりくりと撫でてあげた。



「ほら、こうやって好きにされるの好きですよね?ちゃんと認めたらもっとしてあげます」



 返事を待つ間、中指の動きを止めずに首筋に何度も何度もキスをしていた。その刺激にも田沼さんはぐっとこらえながらまだ黙っている。思ったより強情だ。



「認めないならもう全部やめちゃいますよ?」



 すると、



「……やめちゃやだぁ……認めるからぁ……」



 私のシャツを掴みながら、泣くようにせがまれた。



 ……今私は、自分史上一番性欲がぶち上がっている。それも全部田沼さんのせいだ……



 この人をもっと壊して、もっと汚して、もっと悦ばせたい……




「大丈夫ですよ、認めたから約束通り私がしたいこと全部してあげます……それに、田沼さんがして欲しいことも全部……」




 そう言いながらブラジャーのホックを外してあげると、田沼さんは私にしがみつきながら嬉しくてたまらなそうに笑った。













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