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祖母の家

作者: タマネギ

祖母の家に行ったとき、

私は井戸水で顔を洗ってから、

座敷にかけ上がり、

大の字になって寝転がるのが

好きだった。


シャツと半ズボンの隙間から、

優しい田舎の風が入り、

汗ばんだ肌を癒やしてくれるし、

遠くの蝉時雨を子守歌代わりに、

うつらうつらするのが好きだった。


ただ、土間の端にある流し台で、

西瓜を切ってくれている祖母が、

毎年、小さくなっていくことは、

あまり好きではなかった。


これから何をしようか……

甲虫いるかな…川に入れるかな……

みっちゃん、会えるかな……

私は、帰省するたびに、

祖母の家で、そんな一日を、

必ず過ごしたのである。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 憧れの夏休み。 こんな風に過ごしてみたいです。
2020/05/26 21:53 退会済み
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