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四愛 ~人生の価値~  作者: 尖角
-次の章-
7/22

~また出逢い、 また願う~

 心の底から・・・いやっ、魂の底からと言うべきだろうか?



 とにかく、俺はその身体の奥底から声を聞いた―――――。



アリス;「あら、また来たの?」




 まだ視界が暗い中、俺は辺りをキョロキョロ見渡した。



 だが、やはり暗い中では何も情報を得ることは出来ない。




 すると、そんな俺を見て、アリスは言った・・・。



アリス;「何やってんの?」

   ;「落ち着いて、もう一度ゆっくり目を開いてみて!!」っと。



 俺にはその意味がよく分からなかったが、とりあえず言われた通りにしてみる。








 すると、暗かった世界に、  少しずつ、少しずつではあるが、明かりが灯ってくる。



 そして、その明かりの中には、紅茶を淹れるアリスの姿があった―――――。





俺:「おい、アリス!!」  俺は早く夢を見せてもらうべく、アリスに向かって叫ぶ。


 すると、アリスはいかにも落ち着いた声で話し始めた。



アリス;「もう・・・何を焦ってるの??」

   ;「とりあえず、これでも飲んだら?」


 そう言って、先ほど淹れていた紅茶を手渡す。  まだ、温かい状態だ。


 俺はそれを「おぉ、ありがとう・・・」っと言って受け取り、口に運んだ。




 だが、紅茶を飲んで一服したところで、『早く夢を見たい』という気持ちは変わらない。


 だから、俺は飲み終わってすぐに、アリスに話しかけようと口を開いた―――――。



 ――っが しかし、アリスは俺の言葉を遮り、話し始めた。





アリス;「わかったわよ・・・」

   ;「そんなに夢が見たいのなら、見せてあげる・・・」





 ――そう言って、アリスは天井に手をかざし、再び辺り一面を“ドロッ”っと溶かした。











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