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四愛 ~人生の価値~  作者: 尖角
-梅の章-
4/22

~傍で感じる事が出来る幸せ~




 別に、「モテなかったからとか」とかそんな理由ではないが、俺には彼女がいない。




 そんな俺がサッカーでシュートを決めれば、、女子は「キャーキャー」だの「カッコいい」だの言う。




 だが、俺にとってそういう奴等は邪魔な存在でしかなかった―――――。






 何故か?って言うと、 大人しい奴はもじもじしててうぜぇし、



 そうでもない奴は礼儀もなっていないわりに、無駄に声がでかいだけ。





 だから、俺にとっては邪魔な存在でしかなかったし、そいつ等は俺に想いを告げはしなかった。





 よって俺は、『人前でだけ何か(・・)を言うのの何処に意味があるのか?』――そう考えている。


























 で、そんな俺は、別に『彼女が欲しい』だとかも少しも思っていなかった。



 だから、俺は自分から告白しない派であり、告白されれば「OK」と言う派であった。




 ――まぁ、一部 “告白してきた奴が俺の嫌いな人間は却下!!”という例外は除いてだが。


























 だから、梅花の告白に俺はOKを出す。



 なぜなら、梅花の事は嫌いではないし、特別 断る理由もないから。



 だから、俺は梅花の告白を受け入れることにした―――――。















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 それから1週間くらいたったある日、


 俺は本当に足が治り、動けるようになったのか? ――っと思うようになってきた。



 だって、現実の日常生活と何も変わらないんだ・・・。




 朝起きて、飯を食って、学校に行く。そして、授業をうけて、帰ってから梅花とデート。



 むしろ、今の方が現実で、下半身不随になった方が夢じゃないのか?


 むしろ、交通事故なんか起こっていなかったのではないか? ――そう思えてきた。





















 ところで、梅花はちょっと?ドジである。


 ただのマネージャー時代には、特別 何も思わなかったが、今はそれも可愛いと思える。




 だけど、まだキスはしていない・・・っと言うよりも、まだ出来ていない。






 何故か?って言うと、 最初の数日は緊張しながらも『キスをしよう』と思い、そういう行動を何度か試してみた。


 だけど、梅花は“これからキスするぞ!”っという感じに気付いてくれない。



 せっかく勇気を振り絞ってみたのに、『無視しているのか?』って思うほどの無反応。


 だから、俺は少しキスをしようとするのを諦めることにした―――――。













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