~夜空に浮かぶ星の数は、想いの数で~
俺:「先輩!! 俺、先輩の事が好きなんだ!!」
俺は想いの限り、叫び散らした。
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――静かな道場に響き渡る声。 幸い、道場には俺達二人以外、誰もおらず。
――しかし、その突然 放たれた恥ずかしい言葉に、蓮先輩は大きく反応を示す。
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蓮:「えっ!?」「それって、本トなの・・・?」
――蓮先輩は俺の言葉に、驚きを隠せないような表情で そう言った。
蓮:「でも、ごめん・・・」
:「わたしには・・・彼氏がいるの・・・」
俺:「えっ!?」
俺はその衝撃的な告白を聞き、身体に電気が走るような感覚を味わった。
だが、時は待ってなどくれない。 だから、先輩は俺の思いなど気にせずに、話を続けた。
蓮:「気持ちは嬉しいよ?本トにありがとう・・・」
:「だけどね?私はその彼氏の事、好きじゃないんだけど・・・」
そこで、蓮先輩は何か思いつめたかのように深くため息を吐く。
そして、それから深呼吸をし、何か覚悟を決めたかのように話を続けた。
蓮:「あのね? 私の彼氏、すごく暴力的で・・・」
:「だから、また別れたいなんて言ったら、絶対に殴られる・・・」
:「昔は、そんなことする人じゃなかったんだよ??」
:「だけど、いつのまにか、変わっちゃって・・・私、辛いよ・・・」
そう言って、蓮先輩は一粒の涙で頬を濡らした―――――。