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四愛 ~人生の価値~  作者: 尖角
-初の章-
1/22

~全ては他人の為・全ては自分の為~

短編で書いた「夢中」→http://ncode.syosetu.com/n4422u/5/

の連載バージョンって感じですかね。 少し、中身は違いますが。


まぁ、行きつく先 (ラスト)は同じなので、ある意味「夢中」はネタバレです。


その所、よろしくお願いいたします。  では、作品の方をどうぞ!!

 ある日の朝である。


 俺は夢を見た。 とてもリアルな夢を・・・。






 まず、俺は夢で、 変な緑色の髪をし、鮮やかな青色の服を着た妖精?的な奴に出逢う。



 そして、そいつは ゆっくりと口を開いた。 「あなたの人生を楽しくしてあげる」っと。



 『何を言っているんだ? こいつはバカなのか?』   ――俺はそう思った。








 ちなみに、俺はまだ この時はその出来事が夢だとは気付いていない。



 そもそも、夢を夢の中で夢と気付く事があるだろうか?


 いやっ、ないだろう・・・。 少なくても、俺にはそんな経験はない。
















 とにもかくにも、俺は次の場面で、妖精に連れられて洞窟の中にいた。



 辺り一面の全てが黄緑色で出来た、とてつもなくキモチワルイ場所だった。



 しかし、そんな洞窟を妖精の後に続いて抜けると、少し広い場所に出た。



 そこには、噴水があり、キレイな 透明度の高い水が流れ出ていた。



 そして、そこで妖精は立ち止まり、俺に向かって話しかけてきた。





 *しかし、ココでの話す(・・)は 人間のように()を使って話すわけではなく、直接 脳に語りかけているイメージで、 けれども、俺が同じようなテクを持っているはずがない。だから、俺は普通に話し返した。






妖精;「現実の何が嫌なの?」


俺:「はいっ?」 『現実・・・?  ってことは、夢なのか・・・この世界は・・・』


 ――俺は心の中で、そう呟いた。  すると、妖精は答える。



妖精;「夢と言えば夢だけど、少し違うわね・・・」


 『なっ、こいつ・・・俺の心が読めるのか!? 俺はなんて面白い夢を見てるんだw』


 俺はそう心で呟いた。  ――むっちゃ大きな声を出して笑いながら・・・。






妖精;「そうよ・・・私は心が読める・・・」

  ;「だけど、残念ながら これはあなたの夢じゃない・・・」

  ;「私が見せている夢よ・・・あなたの想像なんかじゃない・・・」


俺:「それ、どういう意味だ?」  ――俺は少し妖精の話を真剣に聴くことにした。








 すると、妖精はわかりやすく説明してくれた。


 どうやら、俺の前にいる妖精の名前は「アリス」というらしい。



 で、アリスは人生に絶望したり,自分という存在から逃げようとしたりする奴に自ら夢を見せて立ち直らせると言った妖精?らしい。




アリス;「だけど、その夢を見せるには代償がいるの・・・」「それは―――」


俺:「なっ!! お前が見せてくれる夢は何なんだ?」

 :「何でもいいのか? どんな夢でも見せてくれるのか?」


 ――俺は、少し興奮気味になって訊く。



アリス;「えぇ、 えぇ、 なんでもいいわ・・・」

   ;「ただ、夢を見せる為には代償がいるのよ・・・」



 それを聞いて、俺はさらに興奮状態になった。


俺:「なっ、なぁなぁ! 俺に夢を見せてくれよ!!」

 :「代償なんてどうだって良い。 どうだって良いから、早く見せてくれよ!!」っと。








 別に、代償なんてどうだって良かった。 何であろうと良かった。



 ただ、現実から逃げる事が出来るなら、俺はどうなろうと良かったんだ・・・。











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