86:中華風女人甲冑絵(2021.3.27-5.29)
中華風のはずが、めっちゃ和風な甲冑になってしまった件(;一_一)
お次はFAです。
残念ながら既に退会された方へのFAなので、元作品は削除されてしまっているのですが、FAはこちらで紹介させていただきます。
それでは当時の製作記事をどぞ( ^^) _旦~~
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駅近久様へと贈ったFAとなります。
作品:『天翔龍虎伝 〜ソード・オブ・ファントムビースト〜』
※現在は削除されております
作者:駅近久様
ヒロインのソルダさんです。
彼女は女剣士で、作品の初っ端に訪れた危機を何とか脱して生き延びるのですが、これがまたカッコいい女性なんですよ。
気が強そうな感じなのですが、高貴さと美しさを損なわない雰囲気を目指しました。目は伏目がちに、まつ毛の長さをアピール。泣き黒子をつけて妖艶さを演出。長く艶やかな髪は高い位置でくくって、装飾品で留めてます。
ラフ画を元に、線画を描きつつ衣装デザインをしました。
作品の雰囲気的に中華風の鎧を付けたかったのですが、中華風の鎧ってなんぞやとなりましてw資料があるのが和の甲冑だったので、それを多少アレンジしてデザインしました。
インナーのみの線画に、色彩確認用で色を載せてます。
こうした女性が甲冑の下に何を着こむか正直わからなかったので、胸はサラシ、下はふんどしの前垂れが無い感じにしてます。
腕に着けているのは、忍者の衣装のインナーとかで見かけるやつをアレンジしたものですね。腕の内側部分見えとるやんけ!ってなりますが、甲冑を付けた時に肌の露出部分が少ないと、少し色気が足りなくなるので、敢えて紐で結んで肌の見える部分を作りました。微妙な露出度の調整です。
色味を付けたインナーの絵に、甲冑の線画を載せた図。
甲冑で隠れる部分と、見える部分を見つつ、インナーの形やサイズを調整してます。
インナーの線画に、本番色を載せました。
実は腰から足にかけてのラインの作画が失敗しているんですが、まぁ甲冑を着こめばわからないので、途中で気が付いたのですけどそのままにしてます。う~ん、まだまだですね……。
サラシは普通は白かなとも思ったのですが、他が黒色なので濃い目の藍色にしてみました。素材感的に藍染めっぽければ雰囲気を壊さないかなと思ったので。
甲冑の彩色を終えたのがこちら。
青系統の鎧との指定を作者様からいただきましたので、彩度の低い青で塗りました。あまり彩度が高いと、少し悪目立ちしそうだったので落ち着いた色味にしてます。差し色の赤は、甲冑を繋ぐ紐の部分に入れました。こちらはアクセントカラーなので、鮮やかに見えるように彩度は高めです。インナーも黒なので赤色が映えますね。逆にこれを白い紐にしてしまうと、ソルダさんの肌の白さと混ざってしまってぼんやりとした印象になるので、白はほぼ使ってません。
……とまぁここで終わってもよかったのですが、自分の使っている作画用の画面だと、少し色味が薄っぺらく感じたので、少々効果を入れる事にしました。
効果を入れたのがこちら。
今回使った効果はグロー効果というやつで、対象物自体が発光しているように見えます。この場合だとソルダさんの肌が、白く輝いて見える感じですね。
線が少しぼやけた感じになるので、やりすぎるとぼんやりしますが、今回は肌の柔らかさと陰影の強調をしたかったのでつけました。
ただ、作画用でない画面で見ると鎧が随分暗くなってしまった印象で……影を付ける部分をもう少し少なめに調整すればよかったな……と若干思ってます。見る画面によって色味が随分とかわるので、そこが難しい所ですね。
背景を白に設定するとこんな感じ。
今回はラフ画の段階から、シルエットが綺麗になるように気を付けていたので、彩色が適当でも良い感じの見た目になっている印象です。
背景に花模様を付けてみました。
これは某ネット書店でペイントソフトを購入した際にもらった和風の装飾ブラシの柄ですね。
花吹雪を散らしました。
ちょっと散らし過ぎたか……?ってくらい散ってますw
これは花びらを描けるブラシがあるのでそちらを使って装飾してます。
キャラの背景に散らすのと、手前に散らすのと大きさを変えて入れました。手前の側は、フィルターを使ってぼやかして遠近感を出してます。
こうしてみるとキャラ絵も華やかになりますね。
こんな感じで今回のFA作画は終了です。
グロー効果の解説については、2021年5月29日の活動報告にて詳しい解説をしてますので、気になる方はそちらへどうぞ☆
ではまた次回……がいつになるかは分かりませんが、どうぞお楽しみに☆彡
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我ながらカッコよく描けたんではないかな~と思った一枚。というか中華風の作品へ向けて描いたのに、思いっきり和風テイストな甲冑だったっていう。中華風の甲冑がよくわからなくて(;^_^A
いつも洋風の甲冑ばかり描いているので、今後はこういう和風とか中華風も極めていきたいですね。
それでは次いきましょー★




