60:ひと汗かいたら (2019.9.21-9.22)
やっぱほら、訓練後は汗かきますからね(*´Д`)
最早彼シャツではなくお色気イラストならなんでもいいという体になってきた彼シャツシリーズ。
それでは当時の製作記事をどぞ( ^^) _旦~~
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今回は男装の麗人らしい凛々しいアトレーユを描く!というのがテーマです。
アップのラフ画ですね。
大きい画像を切り取ってアップにしているのではなく、最初からこのサイズの構図で描いてます。
男装している時のサラシが見えるように少し俯瞰の構図。
表情が完全に男装時のアトレーユさんです。
先ほどのアップだとなんだか物足りないような気がしたので、少しだけ人物から離れて腕や手が入るようにしました。
先ほどの画像全体を選択し、小さくなるように変形。
いつもA4サイズの用紙に描いているのですが、小さく変形した画像の位置を中央に修正しております。
デジタルだといくらでも画像のサイズや位置を調整できるのが最大の利点ですね。
手がはいると、動きや華やかさがアップする気がします。
手をいれたことにより、更に物足りなく感じてしまい結局全身を描いてしまいました……。
これまた画像のサイズを小さくして位置調整いたしました。
お稽古後にこれからお風呂って感じのシーンですかね。
なんとなく足の位置が変な気がしたので、今度は腰から下を投げなわ選択で選んで移動させます。
剣の柄の部分がずれているのわかりますかね?
少し左に、そして下に足の位置をずらしてます。
やはりここがデジタルの利点。
いちいち描きなおさなくても、すでに描いたもので調整が可能というのは大変楽でございます。
まぁ描かれている本人にとっては人体切断てなわけですが……。
お次はペン入れです。
今回は主線の色を最初から考えていきます。
今回はペンツールを自作いたしました。
あ、写真がサブツールを削除のところにカーソルが行ってしまっている……。きちんと撮影したはずが……。
カスタムサブツールの作成というところから、ブラシを作っていきます。
ペンの名前は2色混合ペンにしました。
名前を決めてアイコンを選ぶと、このボックスがでてきます。
ここでブラシの細かな設定をすると、自作のペンツールが作れるんですね。
サブ描画色混合率をだいたい半分くらいにして、ペンの入りや抜きの強弱によって、色味が変化するように設定しました。
画面左下の2色(青と赤)で人物の肌の部分の主線が描かれています。
少しムラがあって、変化した色味が何とも言えずイイ感じに。
この画像での色味がわかりにくいという方は、みてみんの画像で拡大していただくと分かりやすいと思います。
ペン入れ完成。
今回は自作ブラシでの主線引き。
いつもは色を場所によってかえたりするのは最後の方でやるのですが、後で変えてしまうと2色混合のものが一色になってしまうので、この主線の色で最後までいきます。
髪、肌、サラシ、下着、剣はそれぞれ線の色を変えてあります。
肌を塗るための準備をしていきます。
今回の塗りは水彩マーカーというブラシを使う予定です。
そのまま塗り始めてもいいのですが、今回は主線をより活かしたいので、線からはみ出ないように水彩を塗るつもりです。
背景色を適当なレイヤー一面にベタ塗します。
別レイヤーに白で肌の部分をベタ塗します。
白を塗ったレイヤーで、色域選択で白い部分を選択します。
選択範囲が設定されたら、新規レイヤーをその上に重ねてそこで肌の塗りに入っていきます。
先ほど白を塗ったのは、今回は水彩を使うので、薄い色味を重ねて下の白地を活かすからです。
また白を塗ったレイヤーは後で非表示にして、背景と肌の色が馴染むように調整する予定です。
塗る範囲を設定できたら、いよいよ肌の塗りに入ります。
今回は水彩風です。
水彩マーカーというブラシを使って塗っていきます。
このブラシ、ネットで無料でとってきたのですが、すご~くいいのですよ!
水彩風にぬれるんですが、描き心地はマーカーみたいで塗りやすいんですね。
うっすらと塗っていけるので、何度も重ねて色味の調整がしやすいですし、滲んだ風合いがアナログっぽくてとてもいい感じになります。
とりあえず最初は薄い肌色をハイライト部分を残して塗るようにします。
水彩は白をあとで足すのではなく、白色部分を残して塗るという感じですね。
先ほどよりも濃い色で影を作っていきます。
ストロークは肌のラインにそって、一発で決めるのではなく、何度も塗り重ねて色を調整していきます。
レイヤーは色ごとに変えています。
濃い目のピンクで頬や唇、肌の影を塗っていきます。
肌の影は茶色を混ぜるよりも、ピンク系の方が女性らしい色気のある肌になるかと思います。
背景色を抜くとこんな感じです。
背景色は塗りの為だけに置いているので、完成用の背景はまた別に作ります。
アップだとこんな感じです。
水彩らしいタッチになりました。
肌がきれいにできると嬉しいですね。
男装の麗人らしい絵を……といいつつやっぱり色気のある絵になっていく気がします……。
お次は髪を塗っていきます。
髪も肌と同じように塗っていきます。
下地の白を塗り、範囲を選択して塗ります。
まずは薄い灰色を塗ります。
いつもはレイヤーの合成方法をあれこれ変えますが、今回は水彩なので通常レイヤーでいきます。
先ほどの灰色から色相を黄色系にして塗ります。
色味の違う灰色をのせると変化があっていいですね。
紫色系をのせました。
濃い目の青系の灰色で影をしっかりとつけます。
ブラシのサイズを細目にして重ね塗りしております。
背景色を抜くとこんな感じ。
今回は特筆すべきことは……ないですねw
普通に色を重ねたのみです。
水彩なのであまりレイヤーの合成方法をあれこれしておりません。
次回は目の塗りです。
白目を塗って、瞳の薄い紫を塗りました。
青い色味で薄っすらと色の変化をつけさせています。
水彩だと本当に小さな変化ですね。
更に濃い色でフチや瞳孔を塗りました。
レイヤーの合成方法を覆い焼き発光にして、影以外の部分に塗り色に変化をつけさせました。
ホワイトで仕上げていきます。
いつもの塗りよりも水彩は工程が少ないですね。
水彩の色味を活かすために、星のキラキラはいれませんでした。
水彩でももっと華やかに塗れるようになりたいですね。
目は大事な部分ですので、いろいろとできるようになると嬉しいです。
もうすぐで人物の完成です。
サラシとパンツを塗りました。
ここは簡単な塗りにしてあります。
パンツの色は白でもよかったのですが、やはり人物が白っぽいので、黒にすることに。
剣の訓練後ということでシンプルデザインです。
次は剣を塗ります。
線画を非表示にしていたのを戻すとこんな感じです。
剣は厚塗りにしてます。
人物の主線や肌の色を消したくないので、下のレイヤーが透けない様に厚塗りです。
剣に影をつけました。
人物はほぼ完成なので、背景色を塗りました。
背景も水彩に使用かと思ったのですが、全体的に柔らかくなりすぎたので、色々試してベタ塗にしました。
人物の塗りの際に使用した白の下地は表示のままにしてあります。
そういえばタオルはなんとなくバランスが悪い感じがしたので、削除しました。
つぎは最後に仕上にはいります。
背景色が決まったので後は装飾していきます。
装飾の可愛らしいイラストを散らしてあります。
背景色や主線が紫色や青味がかった色なので、散らす装飾も青系や紫系です。
色のあるものだけではしつこいので、白色のラインをいれたり、キラキラをつけたりしてます。
ちなみにこれはネットで拾った手描き風の装飾となります。
また人物を白で縁どりしてます。
座っている所の影は水彩マーカーで塗ってます。
そのままだとちょっと寂しいので、星の装飾をつけました。
もう少しパンチが欲しかったので、濃い赤の花を散らしました。
近くでみると梅の花っぽいですが、白のラインの横につけたので、なんとなく蔓薔薇っぽくなってイイ感じに。
文字も花と同系色の濃い赤で目立つように。
最初の構想よりもポップな感じになりましたね。
文字のうしろにハートマークを追加。
人物もハイライトをいれてます。
背景がわりと鮮やかになったので、人物も赤みを足して存在感を出しました。
こちらで一応完成です。
アップにするとこんな感じです。
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主線と塗りについては、永遠のテーマとも言える悩みの種。どういう作画が良いのかは未だによくわかりません。もっと綺麗に、もっと良くなるはずと思いつつも、中々思い通りにいかないものなんですよね。難しい……。
当時の自分も試行錯誤しているようですが、今見ると新しい発見があって面白いものです。
それでは次いきましょー!