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❖あまねの創作手帳❖  作者: 雨音AKIRA
❖だって彼シャツが好きなんですもの!❖
60/103

59:月見で一杯いかがでしょう? (2019.9.18ー9.19)

ゆるっとした格好で盃を傾ける美人って、いいですよね。

シャツ一枚のラフな格好ってなんでこんなにも魅力的なんでしょうねぇ。


それでは当時の製作記事をどぞ( ^^) _旦~~



********


レビューをいただきましたので、感謝イラストを描きます。

今回のテーマは『月見』……ではなく、彼シャツから見える美しい鎖骨と首筋です。



挿絵(By みてみん)

ポーズしかり決めてますがここに来るまでの苦労たるや……。

今回は大きめの彼シャツを着せるつもりで描き始めました。

大きいシャツは首元がガバッと開くので、鎖骨や首筋が美しく見えるポーズがいいなと。

最初は真正面からのアングルで、膝立ちで前かがみのポーズとかを考えてました。

しかしそれだとどう考えてもベッドの上でいちゃいちゃしているであろうポーズになってしまって、アトレーユさんのイメージに合わない……。(もしそういうポーズあったらそれは男性陣の妄想上でしょうしw)

てことであれやこれやでこんな感じに。

首筋を美しくみせる為に顔を上に向けたら月でも見ているような感じになりました。



挿絵(By みてみん)

ペン入れの途中です。

ラフ画の線の色を薄い青色にして、レイヤーを重ねてペン入れをしています。

今回は水彩でやるつもりだったので、主線はそこまで綺麗な線で整えてません。

前回の絵では綺麗な線になるように大分丁寧にやってます。

画風によって線の引き方も変わってくる感じでしょうか。

まぁこの時は眠かったので雑というのもありますがw



挿絵(By みてみん)

ペン入れ終わるとこんな感じです。

線を重ねて強弱をつけているので、いつもより力強い感じに仕上がりました。

こういうラフな感じの線画も結構好きです。



次はグラデーションマップを使っていきます。



挿絵(By みてみん)

まずは普通のグラデーションを使います。

これは青空のやつですね。

後程色を変えるので白黒でも大丈夫です。




挿絵(By みてみん)

グラデーションマップを使用するには、新規色調補正レイヤーから、グラデーションマップを選択します。




挿絵(By みてみん)

使用できるグラデーションマップ一覧がでるので、その中から色を選んでいきます。

グラデーションマップは無料でネットにたくさんありますので、そちらを使用しております。




挿絵(By みてみん)

そのままだと色味が濃い感じなのでレイヤーの濃度を下げました。

青空レイヤーの上にグラデーションマップのレイヤーが重なってます。

後でグラデーションマップの色を変えることも可能です。



今回は月見酒のシーンということで、夜空の美しい紫にしました。人物の色塗りをどうするかはまだこの段階では決めてません。


お次は肌色を塗っていきます。

今回は順序通りにスムーズにいったわけではなく、あれこれ試行錯誤の上で、見やすい順に並べ替えて掲載しております。



挿絵(By みてみん)

このままだと主線の色が見にくいので、色を明るめの色にしました。

完成絵だとまた違うのですが、この段階ではどうするか迷いに迷っておりました……。



挿絵(By みてみん)

肌色を塗っていきます。

ベタ塗バケツで塗っていくのですが、他レイヤーを参照して塗るを選ぶと、主線が別のレイヤーでも、線の内側を塗れるんですよね。(だいぶ長い事その機能を知らなかったw)

ただ、グラデーションのレイヤーが生きたままだと、グラデーションの横筋で区切られて塗ってしまうので、ただのベタ塗レイヤーを色塗りの為だけに下地に使ってます。



挿絵(By みてみん)

ピンク色を肌色にのせていきます。

ここは普通にふんわりと。

今回は背景が濃い目なので、結構しっかり入れてます。



挿絵(By みてみん)

肌の影を入れます。

今回は背景の色味に合わせて薄い紫色で影をつけました。

ここだけは水彩ブラシを使ってます。

少しムラのあるのがイイ感じ……かな?



最初は肌色を背景に透けさせようかとも思ったのですが、あれこれやってみて結局普通にベタ塗にしました。全体のバランスを見ながらの作業でしたので、まとめてみるとわりと簡単そうですが、ここにくるまでにすごく時間がかかっておりまして……。

そして肌色の影などについては、順序的には完成間近に塗りました。

紫などの少し変わった色味を肌に使う際は、最後の方で調整する感じで塗るといいかもですね。


お次は服を塗っていきます。


挿絵(By みてみん)

装飾ブラシの空気感オーブを使っていきます。

ネットで無料でとってきたやつで、仕上によく使っております。

光が散る感じでキラキラと雰囲気がでますよね。

正に空気感。



挿絵(By みてみん)

二色のふわふわブラシを使います。

こちらもネットで無料でとってきたやつですね。

色を2つ選ぶとこのように大小のふわふわを描けます。

今回はシャツをしっかり塗るのではなく背景に透けさせようということで、このようなキラキラのみでやりました。



挿絵(By みてみん)

お次は髪を塗っていきます。

こちらも服と一緒で透ける感じでいくことに。

クリスタルライト暖色というブラシです。

こちらもネットでひろって、キラキラした効果を入れるのによく使います。



挿絵(By みてみん)

白に近い薄紫色のスプレーで輪郭からはみ出すのを気にせずに色をのせます。

透け感とふわふわ感を出しています。



挿絵(By みてみん)

さらに細いスプレーで、こんどは発光系のレイヤー合成方法で、ハイライトを塗ります。

夜空に負けないくらいキラキラと輝かせました。



今回はいつもと違う塗り方でしたので、全体のバランスが取れるように、ハイライトの塗りは最後に塗りました。


月を描いていきます。



挿絵(By みてみん)

楕円の縦横比を同じにして正円を描きます。

中身をベタ塗りして下地が完成。

月の位置に関しては、丸々全部入れたかったのですが、ヒロインの目線が上の方なので、半分欠けるくらいの位置に。

円の大きさや位置調整は、正円を描いてから変形させる方が、比較的微調整が楽です。



挿絵(By みてみん)

月の模様を描いていきます。

効果ブラシのBOKEブラシを使います。

ぼんやりと輝く夜景のシーンなどに重宝するブラシです。

薄い灰色で描くと、丸いぽわぽわが月のクレーターみたいになりました。



挿絵(By みてみん)

輝くような月になるようにハイライトをのせていきます。

発光系の合成レイヤーで、同じBOKEBブラシを塗り、さらにスプレーで強調したい部分を塗りました。



挿絵(By みてみん)

酒瓶とグラスを塗ります。

ここは適当に影をつけた厚塗りで。

そういえば主線の色についてですが、酒瓶とグラスは覆い焼き発光の合成方法にしてあります。

髪の毛やシャツの主線も同様に発光系のレイヤーで輝くように。

肌の主線は肌色がしっかりとした塗りなので通常のレイヤーにしてあります。



挿絵(By みてみん)

星空を塗ります。

星空ブラシというのがネットで無料でありまして、これが重宝するのですよ。

レイヤーの合成方法をいつもの覆い焼き発光にしてポンポン塗るだけ。

背景の色によって輝き方に違いがでるので、今回はこんな感じになりました。



もうすぐ完成です。

星空を入れたらとっても綺麗なイラストになりました。


ラストの仕上げにいきます。



挿絵(By みてみん)

まつ毛と髪の毛にハイライトを足しました。

銀髪アトレーユさんですからね。

キラキラUP。



挿絵(By みてみん)

人物の足の下やお尻の下に影を入れました。

レイヤーの階層ですが、青空グラデーションのレイヤーと、グラデーションマップのレイヤーの間に影のレイヤーを入れているのがわかりますでしょうか。

レイヤー28ですね。

こうすると違和感のない影になりました。

これがグラデーションマップより上のレイヤーだと色味が違ってちょと浮いた感じになってしまって。

あれこれ階層を変えてみてここがしっくりきました。



挿絵(By みてみん)

文字をいれて完成となります。

THANK YOU の文字がなんだか液が垂れていますね。

これもこういう風になるペンを無料でひろってきました。

なんかハロウィンセットみたいなやつだったかな?

面白いのでこれで、ハロウィンものでも描いてみたいですね。



今回はこれにて完成です。

人物の塗りはそこまで細かくしませんでした。

いつもよりも主線を太めにはっきりと、身体のラインと仕草が綺麗にでるように。

輪郭の美しさを出して、エロスを全面に出さないように気を付けました。


次はどんな絵を描きますかねぇ。


*******


てな感じが当時の記事。今読むとよくわからない解説をしている所がちらほら(;一_一)

バランスの崩れた酒瓶の描写をもうちょいなんとかしろと当時の自分に言ってやりたいw


ところでこの回では使っているツールについても解説していますね。ネットで拾って来たこのツールたちは、現在もかなりの頻度で使うほどのお気に入りです。


星空ブラシはその名の通り星空のようにキラキラさせたいところに使うのに最適。

二色のふわふわのブラシは、ブラシサイズを色々と変えて、最後の仕上げにオーバーレイとか発光系のレイヤーで重ねると、色味に変化を出せるので重宝します。


最近の作画ではここまで細かく解説していないのですが、仕上げについては当時のようにもう少しきちんと解説を残しておくほうがよかったかな。皆様の参考になれば幸いです。


それでは次いきましょー!

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