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Big Crown  作者: こうのざん頂
第一章新しいクラス
6/33

勝者

私情により投稿遅れました。作品を楽しみにしている読者の皆様、誠に申し訳ございませんでした。

今後ともBig crownをよろしくお願いします。

「うあーーーーーー」


四条の雄たけびが教室中に響いた。

急に叫んだため絶対に反応しただろうと四条は思った。

しかし結果は誰も反応すらしてくれないという結果だった。

普通にほかの者たちの想定内だった。

四条は最後の手段としてこの作戦に出たらしく、シンプルに打つ手がなくなった。

六時限目に差し掛かっているためもうこれ以上のアクションはないのではないかと思われた。

ここで今まで鳴りを潜めていた角川が動いた。

いつの間にか神折の背後にいたのだ。

神折がしたように今度は角川が神折の肩をたたいた。


「おい。」


自分で使った手段だったため通常なら効かないはずであったが角川のセンスというべきだろうか。

何故か振り向いてしまった。

神折はしまったと思った。

角川はしてやったりという気持ちになっていた。

神折が追放かと思われたその時、

黒板に何やら文字が書かれていた。


この文字を見るな


そう書かれていた。

思えば文字で指示をしてはならないなどと先生は言っていなかった。

そこで聴覚ではなく色覚で攻撃をしたということである。

これが思いのほか誰も思いつかず、最後の最後に一人だけ思いついてこの手段に出たのである。

角川も神折も自分たちのことでいっぱいいっぱいだったため書かれていることに気づけなかった。

四条は自分の策が失敗して落ち込んでいたため黒板など意識していなかった。

三人は黒板を見てしまったため追放になってしまった。


「くそ。」


角川が悔しさを隠しきれなかった。

四条と神折は黙って教室を後にした。

そして、六時間目が終了した。


「おめでとうございます。森宮さん。」


最後の一人に残った生徒の名は、森宮唯乃。

京都特別地域出身。四代王家の一つ森宮家の長女。

現在剣道全国四連覇中。

いうなれば、王になるべくして生まれてきた存在と言えよう。

彼女の天性のセンスでこのゲームに見事勝ち残ったのである。


「約束です。何か一つ要望を言ってください。」


先生は王になる資格だろうと思っていたが、


「追放した生徒をもう一回戻してやって下さい。」


なんとクラスメイトの追放の取り消しを要求したのだ。

これには、少し先生も驚いて、


「王の資格はいいのかい?」


と問いた。

すると森宮は、


「わざわざ先生にもらわんでもうちなら王にくらいなれますので。」


流石は名門家の長女というべきか。

既に王の風格さえ持ち合わせるほどの自信がそこにはあった。


「なるほど。わかりました。ほかの生徒達には先生から伝えておきます。では、また明日。」


森宮の勝利で新学年早々のゲームは幕を閉じた。

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