個人競技の種類
「だから今年の団体競技はなんでもバスケットなんだって。」
後追が念を押してクラスメイトに報告をした。
やはりクラスの反応は頭の上に?が浮かんでいた。
それもそのはずで、例年ならば棒倒しや綱引きと言った定番競技であった。
しかし今年だけ謎のなんでもバスケット。
体育祭で行われる競技とはとてもいいがたい競技であるが故の反応だった。
「団体競技については後日話をするので今日はおいておきます。今日の本題は個人競技のエントリーです。皆さん今から配布するプリントを見て何の競技にするか決めてください。必ず第一希望になるとは限らないので第二希望くらいは決めておいてください。それではプリントを配ります。」
後追が各列にプリントを配り始めた。
四条と角川は昨年の競技をベースにして今年の競技を決めるようである。
「角は去年何に出てたんだっけ?」
「距離測量だったな。結構難しかったしそれに地味だったな。もうちょっと華やかな競技に出たい気持ちはあるけど数字系は俺は得意だから出たら確実に勝てると思う。」
「そういえば角だけ誤差が十センチメートル以内に抑えて圧勝だったな。俺はパン作り競争で小麦粉と片栗粉を間違えて最下位だったから今年は違うのにしないとな。」
会話を聞いていてどこかおかしいと思う点があるのも当然、この学校の団体競技は普通の競技が多いものの個人競技は個性的な競技が多いので有名である。
そうこうしているうちに四条にもプリントがわたってきた。
「個人競技は去年と一緒のラインナップだな。」
今年の個人競技は昨年と変わらず六種類に分けられた。
パン作り競争、パンを食べるのではなく作ることが勝利への条件。焼くのに時間がかかるため棄権になることが多いのが特徴。
距離測量、自分の歩いた距離を正確に言い当てる競技。最低二十歩は歩かないといけないためかなりの距離感覚が必要な競技。
ピンポン玉転がし、大玉と違い小さく軽いため思ったよりも腰に来る競技。セガあ高いほど不利になることが特徴。
ノルウェーリレー、スウェーデンリレーの逆。走者の順番が後になるにつれて距離が短くなっていく競技。
貸し借り競争、借りることに加えて自分も何かを貸さないといけない競技。尚レンタル期間は一週間である。
王様レース、体育祭だが自分の足で走ることが禁止されている競技。自分の人脈を使って人を動かして自らをゴールに運んでもらうのが条件。王育成学校ならではの人を動かす競技。
この六つから自分の好きな競技を一つ選んで出場することになっている。
「今年はどうしようかなー?」
四条たちの決断や如何に。




