後日談
後日、校外学習を終えた四条たちは喜びをかみしめていた。
生徒たちは結果発表を聞いた後に、表彰を見ることになっている。
晴れて四条たちの班は優勝を勝ち取ったため表彰を受けることになった。
「二年の部優勝、二年一組森宮班」
教頭先生が読み上げたので班員は体育館の壇上に登った。
四条はいつの間に森宮班という名前になったんだということに少々疑問を抱いていたが、そんなことがどうでもいいくらいの割れんばかりの拍手を聞いて心の底から嬉しくそして誇らしかった。
校長先生から表彰状が送られた。
この賞状が勝った証になるんだと思ってまた改めて誇らしく思った。
壇上から体育館を見回してみると、純粋に祝ってくれている人、悔しさが滲み出ている人、興味がなさそうな人など様々な反応がそこにはあった。
上に上り詰めたらこの景色が見れるんだなと四条は思った。
表彰式が終わって教室に帰る途中に流川先生が四条に声を掛けに来た。
「四条君、優勝の特典はどうしますか?」
四条はなんのことかさっぱりわからなかったため変な顔をしてしまった。
それを見かねた先生がしっかりと説明をしてくれた。
「優勝した班には、特典として単位習得ができるんですよ。確か四条君は、昨年の数学の単位習得ができていなかったのでこの特典で補うことができますよ。」
「そんなものがあったんですか。知りませんでした。」
思わず顔がにやけてしまった。
「ちゃんと説明の時に行っていたはずなんですが聞いていないのは感心しませんね。しかし、今回は素晴らしい活躍でした。改めておめでとうと言わしてもらいます。」
先生の顔に曇りは一切なかった。
「ありがとうございます。是非その特典使わさして下さい。」
四条は勝てばなんでもできるんだなーと思った。
流川先生は職員室に戻っていった。
四条は角川にこのことを伝えたくなって一目散に教室へかけていった。
教室に戻ると神折が待ち構えていた。
「今回はあれだったが次は俺が勝つ。覚悟しとけよ。」
それだけ言って自分の席に座った。
四条はなんだこいつと内心思ったが、表情には出さないようにした。
「神折のやつなんなんだ?」
席に座っていた角川に聞くと、
「いや、俺も言われたんだけど、よくわからない。悔しかったんじゃないか?」
と若干返答に困っていた。
「ともかくこの勝利は大きかった。俺たちの存在を知らしめるのにいい機会だったんじゃないか。」
「そうだな角。もっともっと上に行こうぜ!」
こうして校外学習を終えて、また一段階成長した。
次回新章突入




