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王になろう
西暦二〇三三年日本国は王政主義化が進んでいた。
全国四七都道府県は細かく分割されいわば旧市区町村程の数となっていた。
そこには、一つ一つの県に一人ずつ王が存在して各県の代表として活躍している。
昔の王政といえば独裁政権を担っているという印象が強いがこの時代はそういった印象は見受けられない。
各県の王は県民の声をしっかりと反映させようとしている。いわば民主主義とはやり方が異なるが中身はほとんど変わらないというのが実情である。
そして、王になれば人気も知名度も莫大なものになる。
今では、王専門のカードや王同士で競い合うクイズ大会も存在している。
なので自ずと王になりたいという人は増え続ける一方であったため、二〇三五年に新たな条件が付けくわえられることとなった。
その条件が、国立王都高等学校卒業者である
この国立王都高等学校にも入学条件として何かしらの大会などで全国トップにならなくてはならないという規則がある。
そのため王になるための学校に行くのが狭き門となっていった。
そんな難関の高校に進学して王になるために日々奮闘する少年少女たちの物語である。




