51話:食中毒が起きた1
そして2週間が過ぎ教える事はなくなり後は書類をみて勉強するように指示。達夫の会社の情報の説明が終了すると電車で出店まわりや電車とバスで工場回りして、挨拶して回った、その時、メモとカメラを持って動き回った。
2021年も7月に入り、毎日同じ事をして7月20日、全店と全工場を回った。1ケ月ぶりに、会社の事務所に達夫が顔を出すと社長の健一がいて久しぶりというと健一が「なぜ・妻有の里に多額の融資をしたのと真剣な目で聞いてきたので夢子さんが、いたからだ」と答えた。
「ふざけないで、真剣に質問してるんだからと言った」
「外食は、初期投資がかかるが工夫し地道に仕事をすれば儲かると告げた」
「もっと具体的に言うと利益率が良く工夫次第で効率を上げられるからと答えた」
すると健一が、
「そうか確かに原価率が低く大きな失敗しなければ外食産業は必ず需要があるからかと納得」
「つまり地道に経営すれば、リスクが、少ないと言うことだ」と言い、
「ただし衛生管理をせず食中毒を起こすと致命的なのでリスクは大きい」と言った。
「健一が、確かに、とうなずいた」
「食品業界では、原価率低減と作業効率と運搬効率などを見れば良いって訳だ」
と言った。「達夫が、だいぶわかってきたな」と言うと、まーねと答えた。
2021年9月2日『妻有の里』の会社に
「立川保健所から食中毒が発生したと報告があった」
「患者さんが立川共済病院に入院していると電話が入った」
急いで電話を取った秘書さんが安田健一社長に替わり、聞くと男性78歳、
「昨日、夜19時頃『妻有の里』立川駅前売店で買ったスパイシーチキンを食べたところ、吐き気と下痢の症状が起こり、食べたものを全部トイレで、吐いたというのだ」。
安田健一は、達夫に電話して、患者さんの病院見舞いと、保険所へ一緒に行って欲しいと言われ、了解して、病院へ向かい、病室で患者さんに、深々と頭を下げた。患者さんの名は木村大悟、男性、78歳で、腹が痛そうにしていた。
冷静に達夫が、「昨晩、買っていただいた鶏の唐揚げを食べた時の感じは、どうでしたかと聞くと、食べて数分後、舌が痺れたと言い、その後、急に気持ちが悪くなり、トイレに駆け込んで、食べたものを戻し少しして強烈な下痢の症状になった」と語った。
「お買い上げいただいた鶏の唐揚げの残りはありますかと聞くと、それは女房に聞いてくれて、俺は入院し動けないというので残りの唐揚げをいただいて保健所で調べてもらいます」と言うと、
「それは、そっちの勝手だが、この病院の支払いや休業補償は出してくれるのだろうなと大きな声で言うので達夫は何か怪しい」と感じた。
「ご迷惑をかけたのですから、もちろんです」と、冷静に言った。
「すると、その男が、この話は、まだ誰にも話していないし示談にしても良い」と言い出した。
「それに対し安田達夫が、とんでもない原因をしっかり調べてから考えましょう」と言うと、
「その男が、大きな声で、勝手にしろと、どなった」。




