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29話:小田急線沿いに新店舗の展開

 家に帰ってから、夢子が新しい倉庫を借りて製造工場として使う事ができた話をすると、達夫が、妻有の里が急成長して融資している話を支店長から聞かされたと、言い、随分、期待されているようだと教えてくれた。


 そしてハイエースを当分、仕事で使わせてもらうと夢子が言うと、達夫は

了解した。翌日から、車で八幡山の工場へ出かけた。そして今まで通りの手順で製造を始めた。台車が足りないので6台ほど買って来るように指示した。同じスピードで製造でき、広い分、作業効率も

良いようだ。


 水の蛇口がもう一つ欲しいので、長いホースで、2ヶ所から水をとれるようにしてもらった。ただ、座るスペースがないので、中古でも良いから大きなソファーを3つ買ってもらい、ベッドのある部屋に置いてもらい休憩所とした。


 洗面所も、欲しいと言うので、もう一本、水道を回してもらい、工場の橋に4人用の洗面所もつくってもらった。もちろん、工場の中は禁煙であり、洗面所には消毒石けんとアルコール消毒液3本を常備しておいた。


 女性達は髪を帽子で覆い衛生面で万全の対策をとった。1985年5月20日の午後2時過ぎに立川に向かったトラックから交通事故で渋滞して商品を店舗に3時までに持って行けないかも知れないと電話が入った。


 そこで予備の商品をあるだけハイエースに積み込み若手2人で急いで立川に向かった。そして30分で無事、商品を搬入して欠品を免れた。その後、生産能力が倍増したことを知って夢子が店長に小田急線沿線に店舗を出す計画をはじめないかと進言した。


 すると、製造が間にあれば、やろうと言うことになり、この話を副店長に話すと賛成してくれ、パートさんを30名と中卒、高卒、調理師をめざす男子を10名募集したところ、1週間後に応募が、面接して雇った。


 定休日の水曜に店長が小田急線沿線の店舗を探し歩き、下北沢、成城学園前、経堂、千歳船橋、祖師谷大蔵の5つの駅周辺に貸店舗を探して5店の出店を決めた。不動産屋を回して小田急電鉄と土地の賃料の書類を書いて契約を終えた。


 その後、高木工務店に電話し極力早く店舗の設営と機材搬入をお願いした。配送のために中古の2トンロングボディのトラックをもう1台購入し三井銀行には内緒で話を進めた。その理由は累計利益剰余金が10億円で借りなくても大丈夫とわかったからだ。


 そして、高木工務店に必要な機材の搬入とガス、水道のチェックをお願いした。翌、木曜日に若手と、冷蔵庫と冷凍庫を5個と3口ガスコンロ、レジを購入して各店舗に設置して回り、7日後の土曜から営業開始できる様になった。


 そして、若手のコック5人とパートさん15人を配置した。そして6月7日にオープンした。5人のパートさんに新規開店のチラシを朝8時から5つの駅前で配った。お客さんはオープン当日から多く、多少、行列ができたが何とか乗り切り1日目を終えた。


 やはり小田急線沿線は人口も多く最初から売上額が今までに比べ1.5倍位の注文があった。しかし、20時過ぎると人通りが落ちると言う住宅街。そのため10-13時と16時-19時の混み合う時間のため在庫をおいて対応するよう各店舗に1台ずつ電子レンジも設置。


 今年は中華のデザートが、新しく発売されて、その影響もあり、売上は30%程度の伸びであったが、小田急線の店舗が加わることによりオープン1ケ月は単月で50%以上の利益増となった。銀行で言っていた10億円も達成できそうな勢いであった。


 そうして、夏場も中華デザートの売り上げで、大きな減少もなかった。涼しくなってきた9月15日から11月15日までの2ケ月間、感謝祭と称して全品10%増量セールと10人に1人の割合で半額券をが出るクジを各店舗で開始した。


 すると行列が出る日が多くなり1日3回の配送で足らなくなる商品を出るようになった。そのため2台のハイエースで、追加配達する日が増えた。そうして11月を終えると9.3億円の利益となり最終的に11-12億円の利益が視野に入った。


 その後12月が終わり「妻有の里」の利益を集計してみると12.3億円となった。一方1985年末の安田達夫の資産は、2200万円に増えた。そうして1986年を迎えた。

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