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生き残り兵乱記  作者: 遥か大地に
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旅行記

備中 鶴首城


親成の部屋に夜、集まってます。遠藤兄弟もいます。昼間に俺は親成に手回しをしておきました。2人に堺に行くように要請しています。

俊通が「まだまだ錬成が足りないので、堺行きは」とお断りをしましたが、

「兄に行って貰うように、堺で世話になった商人の紹介状を書きますので」と。

秀清は「仕方ないな。持って行くものは紹介状と」

俺は赤い粉を持ってきた。

「この粉はその商人に見て貰って欲しい。もし俺が思っているものだとしたら欲しがる人がいるかもしれない。大事に持って行って渡して欲しい」

秀清は頷いた。次の日秀清は堺に旅だった。


しばらくして俺は備中の内政に携わることになった。



堺 遠藤 秀清


やっと堺に着いた。三カ月かかった、さて、堺で世話になった小西隆佐殿を訪ねた。

隆佐「これは遠藤殿、しばらくぶりですな。本日はどのような」

秀清「とりあえず仕官できた報告とそこで使えた主人から見てもらいたいものがあって、ここに持参した。見てもらいたい」

包みを渡して隆佐は中身を確認してみた。

『これは、赤い粉だが、もしや』

隆佐「遠藤殿、これは何処で」

秀清「備中の国で銅や鉄などの副産物として取れたものだが」

隆佐「備中・・・三村家に。この赤い粉はこの日の本で取れるところは尾張や美濃でしか取れないし、遠く天竺から取り寄せることも」

秀清「ということはかなり珍しいものですかな。」

隆佐は頷き、「買い取りましょう。代価としては」

秀清「火縄を三丁、この粉を利用できる産物を作ることも出来る者を何人か。あとは雑賀あるいは根来の鉄砲を作れる鍛冶職人を貸していただきたい」

隆佐「承知しました、ところで硝石は大丈夫ですか。」

秀清は頷き、「三村家は自前で作っている。今のところは大丈夫だ」

隆佐は長男の如清に店を任せ、番頭を伴い、備中に向かうことを決め、即座に根来や雑賀に使いの者を走らせた。

隆佐はさらに赤い粉を今井宗久の元に行き渡すと興味を持ち、何人かの職人を備中に向かわせることを決めた。

それから一カ月後、秀清は隆佐と共に、備中へ旅立って行った。

播磨を越え、備前に入ろうとした時、2人の武士とすれ違った。

すれ違った年配の1人の武士は怪我をしていたのか倒れてしまった。もう1人は年若い、どうやら親子のようである。若い武士は途方にくれていた。

隆佐と秀清らは介抱するため、近くの百姓に小屋を貸して貰った。隆佐は薬を持っていたので怪我をした武士に飲ませ、怪我を見た。

秀清は若い武士に何があったか尋ねた。

若い武士は言いにくそうにしている。

秀清と隆佐は素性を言った。

若い武士は「某は明石全登と申します。元、浦上家の家臣です。父の治療ありがとうございます。」

此れを聞いて隆佐は何か言いたそうにしていた。



明石景行・・・明石全登のことです。

立花宗茂と同じく変えてま

す。いずれ統一




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