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生き残り兵乱記  作者: 遥か大地に
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人材集めと予定通り

備中の国 成羽 鶴首城


遠藤兄弟を登用して4年、俺も10歳になりました。

ただいま、短筒の量や硝石の量も少しずつ、増やし始めました。

後何年かすれば軍備も少しは良くなるでしょう。俺親成に内政のイロハを教えて貰っています。

親父殿は備中の有力な国人の庄氏に自身の長男元佑、俺の兄を養子として送り、庄氏を乗っ取りを親父殿は考えているようです。

史実では上手くいかないのですが、俺としては庄氏の親族を放置せず、毛利の小早川、吉川のように乗っ取り、反対派を情け容赦なく潰すようにすることを考えるべきで、下手に残しため備中に付け入る隙を作ってしまった

。おそらく毛利の両川のようにする考えがあったのだろう。

それと三村氏は兄弟姉妹が多いため、養子や姉や妹を有力な国人に嫁がせてる。三村氏を備中の頂点にするという考えで、備中を手っ取り早く統一するものだ。

特に有名というか、姉の鶴姫は上野隆徳に嫁ぎ、史実においての備中兵乱において毛利を驚嘆させる戦いぶりをした女性です。

可愛らしい容姿なのに、将来を考えたらなんとも言えない。ところでこの上野氏は南備中の有力な国人で足利将軍家とも密接な関係を持っていた。俺としては京の都の情勢にも詳しいので外交や情報収集の役にも付けるし、武将としてもかなり優秀なので将来的には宇喜多との最前線に出す予定だが。宇喜多との戦いは熾烈を極める。

毛利の増援を受けないとかなり厳しいので清水宗治と共に専守防衛に努めて貰う。それと備前への侵攻は考えて行なった方が良いだろう。

下手に侵入すると宇喜多だけでなく2014年の大河ドラマの主人公やら猿やら挙句の果てには第六天魔王まで呼び込むことになり、収拾がつかなくなるのは必至だ。

その結果誰が苦労するのか、俺ではない、領民達が苦労するのだ。史実、このことを考えて、史実の元親は我慢をすれば良かったのだ。若いというのは理由にはならない。あの狸ですら我慢出来たのだからな。


そろそろ、人材を集める準備をしようか。遠藤兄弟に他国の情勢のことで堺の豪商を紹介して貰う、銅を使った産物や鉄から出てきたベンガラとベンガラを使った陶器などを売り捌く。

ベンガラは当時、インドから取り寄せたり、尾張や美濃で取れてたらしい。それらを使って資金を得て、火縄を得よう。もし、其の中で遠藤兄弟が小西隆佐との伝手を持ってたら、思惑通り進むだろう。


その思惑が当たることとさらに優秀な人材を招くことになる。それは史実通り進むと将来的に見たら宇喜多が弱体化することになる。


そのことに気づくのは遠藤秀清を堺に向かわせ、小西隆佐を連れて備中に戻ってきた道中、一緒に連れてきた人物の名を聞いて内心喜ぶことになった。









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