表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生き残り兵乱記  作者: 遥か大地に
47/49

北条征伐と天下統一

備中の国 備中松山城 松の丸



殿が戻られた。

遠征中、私が懐妊し、子を産んだ。

男の子だった、福殿や因幡から慌てやってきた初と娘二人が、嬉しそうにしている。

ただ、殿を喜ばせる筈が、連絡しなかったことで心配かけさせた。

少し、怒っているようだ。

身体をいとうようにと心配している。

関東遠征は少し延期と言う。

再遠征までに北条が降れば良いのだが。

しばらく、私の側にいてくれるようだ。



美濃の国 岐阜城 第六天魔王



風魔小太郎と謁見し、北条の情報を得ている。

小田原を長い滞陣に耐えられる経済力が必要のようだ。

儂も気が長い訳でもないからな。

野戦築城するしかない。

長い滞陣に慣れているのは毛利、月山富田で経験した両川の力を借りよう。

武田攻めは若い当主と一族の将を派遣してくれた。

今回は元春、隆景に頼むとしよう。



密かに元親が裏から手を回して二人を引っ張り出させたのは言うまでもない。

武田攻めから二年後、北条に使者を出し、上洛を促したが、返答はなかった。

逆に北信濃を伺ったため、第六天魔王は北条征伐を命じた。


総司令官は第六天魔王

副司令官は信忠

軍師は官兵衛、小早川隆景


北陸道経由の司令官は浅井 長政。

副司令官は上杉 景勝。

軍師 直江兼続、真田昌幸


中山道経由の司令官は織田 信孝

副司令官は柴田 勝家

軍師 三村 元親


東海道経由の司令官は織田 勝長

副司令官は狸

軍師、参謀、猿、明智 光秀。


となった。



同上 三村 元親



また、柴田と信孝様の軍と合流らしい。

甲州からの侵入も悪くないが、囲まれてしまうため、碓氷峠を越え、南下しよう。

前橋、厩橋城、館林城、忍城、鉢形城、川越城、江戸城を取り、東から小田原を脅かそう。

同じ中山道を進む、丹羽長秀や蒲生らに話すことにした。

信孝だけは甲斐からの侵入にこだわったが、

碓氷峠からの侵入となった。

備中に戻り、兵を再編し、留守居を正信、正純、三成、高次らに任せ、秀親、信祐らと、再度、上洛した。


実際、北条方の上野の城を次々、陥落させ、ついに武蔵の忍城を囲んだ。



武蔵の国 忍城 三村 元親



厄介な城の一つ、あの甲斐姫までいるため、

厄介なことになっている。

信孝が何とか捕らえようと躍起になっているが、痛い目に遭っている。

本陣近くにまで攻め込まれたので、血の気が引いていた。

仕方ないので、敢えて、忍城を無視し、南下した。

時間をロスする訳にはいかない。と。

甲斐姫は撃って出た、兵糧を奪うべく。

元親は罠を張っていた、十面に兵を埋伏させ、帰路を絶った。

甲斐姫も降伏せざるを得なかった。

その間に、忍城を柴田勢に攻め込まれ、成田一族は降伏した。

次々と北条方の城を落としながら、鎌倉に着いた時には北陸道経由の軍と合流して小田原に向かった。



相模の国 小田原城 第六天魔王



信孝はまだまだだな。

成田の戦女神か、あれの祖母は妙印尼、謙信、信玄、北条を悩ませた程の女傑だ。

男であれば、北関東の勢力図は変わっていた。

その器質を引き継いだのだろうな。

まあ、成田一族の助命を元親は請うていた。

とりあえず元親に預けるとしようか。

今、儂は里見、佐竹、芦名、伊達、最上、戸沢、南部と言った大名と謁見している。

佐竹はともかく、伊達や戸川、最上は面白い、特に伊達はの。

あの片目で儂を鋭い目で見返しおったわ。

気にいったわ。

独眼竜とはよく言ったものよ。

儂に似ておる、道三入道に会った頃の儂に。

儂が道三入道か、随分時が経った

伊達を伴って、二人でいる時、『天下を狙うか。』

独眼竜『無理でしょうな。』

儂は『いや、生まれるのが、遅かったのだ、

東北の覇権くらいは狙えただろう。』

政宗『それは』

儂は『良い、だが、天下を狙えたが、望まなかった者が西国にはおる。

毛利、長宗我部、島津そして、三村。

儂の覇権を認める代わりに本領の安堵を要求してきたり、西国で儂以上の火縄あるいは軍備の近代化、国力の充実を測った、彼らから学ぶことがあるだろう。』

政宗『それは、全て、三村が策した』

儂は頷いた。

『その結果、天下は統一出来た、速いわ、独眼竜よ、安土に来ると良い、学ぶことがあるだろうから』

政宗は敬礼した。



しばらくして小田原城は開城、北条家は降伏した。

織田の天下統一が決まった。


第六天魔王や諸国の大名は安土に集まり、

第六天魔王『天下統一はなった、国内の内政に励むべし』と宣言した。































評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ