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生き残り兵乱記  作者: 遥か大地に
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九州遠征の準備と島津と交渉

備中の国 備中松山城 三村元親



九州遠征となりました。

今までは毛利と三村だけによるものでしたが、今回は本格的に織田、長宗我部が加わることになりました。

兵力は二十万近く、圧倒的で兵糧や火縄、火薬などの準備に力を入れています。

九州は三つ巴となり、潰し合いを行なっています。

俺は丸目に詳しく聞いたり、百地に調べさせたりしました。

大阪で打ち合わせを行なうことになり、大阪に向かうことになりました。



摂津の国 大阪城 三村元親



大阪で作戦会議や打ち合わせを行ないました。

毛利からは小早川様に俺が向かうことになりました。

第六天魔王は全軍を鞆の浦に合流させるようにし、海路と陸路に分けて進む。

とりあえず下関と防府まで進んで九州の様子を見てから九州に入ることになりました。

それと、織田の資金力は凄まじいため、補給は十分過ぎるくらい準備出来ています。

軍議が終わって、俺は小早川様、香曽我部親泰、官兵衛、蒲生、信忠様と打ち合わせを行なった。

俺は、『大友、龍造寺と戦うことになるが、問題は薩摩の島津になる。』

親泰が『やはり、手強いですか』

俺や官兵衛は頷いた。

蒲生『まだ刃を交わしてないので、使者を送ってみてはどうか』

信忠『しかし、父上はどう判断するかな』

小早川『とりあえず、相談してみては』

全員で、第六天魔王に会いに行くことになった。

第六天魔王『島津は手強いか、やはり。』

官兵衛『兵力は少ないですが、油断なりませぬ、釣り野伏が厄介かと』

第六天魔王『従うように使者を出してみるか。従わねば、潰すが、大友は将軍家より、西国の探題に命じられ、将軍家とは昵懇ゆえ、従うまい。それに伴天連のこともあるゆえ』

大友には使者を出す気はないと告げている。

薩摩に使者が向かわせることになった。

条件としては薩摩、大隅、日向のみの領有を認めると言うことで。



薩摩の国 島津義久



織田から使者が来た。

中央に従うようにという要請と近々九州に大軍を差し向けるとのことだ。

毛利、長宗我部はさっさと、織田に従っているため、かなりの規模だ。

まだ、剣を交わしてない内に我が島津に使者を出して来たと言う。

戦わない内に降伏するとはと言う奴もいるが、あの比叡山を焼いた織田ゆえ、族滅という可能性もある。

織田からの条件は薩摩、大隅、日向という。

これから肥後へという矢先だったし、3人とも帰ってきている

義弘『兄者、織田から使者が来たそうだが』

義久『早いな、そうだ。お前たちの意見をきく前に儂の考えは織田に降伏するつもりだ。

下手に遣り合えば、族滅させられる可能性もある、ここにある書状は最後通告のようなものだ。』

義弘『兄者は降伏するというのか、儂は反対だ。島津には釣り野伏がある。

軟弱な兵では勝てぬ』

歳久『儂も義弘兄者と同意見だ。戦わない内に降伏など』

家久は答えようとしない、思案にし、『織田の条件は』

義久『薩摩、大隅、日向を安堵するとのことだ。』

義弘『これから肥後に押し出すところに待ったがかかった感じだが』

義久『釣り野伏があっても織田はともかく、毛利、長宗我部、三村が加わる物量で潰されるぞ、まだ戦になっている前に儂らに送ってきた、大友や龍造寺には使者を出していないと言うのだ、使者が言うには、それだけでも、儂らに配慮しているとは思わないか。

それに、大友は将軍家との繋がりがある、従わない、毛利や長宗我部と戦っている。

この二つは早くから織田に着いていることもあるからな。

儂らも大友と戦っているから、ある意味彼らと同じかもしれぬ。』

家久『確かに』

義弘は納得し、『では、兄者』

義久『伊集院に命じて、使者と共に大阪まで行って貰う、織田との交渉よ。上手く交渉出来れば、南肥後を貰えるようにしよう。義弘、歳久は大友の侵攻を抑える。

家久は龍造寺の動きや肥後の豪族達の動きを探るようにな。

それと、織田や毛利、長宗我部が動いたら、我々は大友を南から脅かすとしよう。

呼吸を合わせておかなければならないがな』


島津の豊後への侵攻が止まることになる。



摂津の国 大阪城 第六天魔王



島津から返事と使者が来た。

織田の条件を受け入れるのと、大友を南から脅かす際、その際の恩賞として、肥後の南部をよろしくとあった。

丁度、日向の侵攻が終わったらしく、肥後へ侵攻する予定だったらしい。

島津が儂に下るとしたら大友は半包囲される、上手く合わせて攻撃すれば潰せるだろう。

大友を潰せば、龍造寺などは降る可能性がある。

大友を始めとするキリシタン大名は取り潰しを考えておこう。

その際、スペイン、ポルトガルが何か言ってくるかもしれないが、交易の相手を変えるかせねばなるまい。

小早川が九州の小大名に調略を始めたが、許可しておこうか。



安芸の国 三原城 小早川隆景



大友は半包囲されたか。

まあ、無理せず、戦える。

さてと大友の後は龍造寺や弱小の大名だが、

ほとんどが大内、毛利から大友に鞍替えした

父、元就が、大友との和解で彼らには忍従させてしまった。

彼らを調略しよう。

上手くやれば、大友の軍を分散出来るが、龍造寺がどう出るかで調略は難しい。

さて、どうしたものかな。



豊後の国 臼杵城 大友宗麟



島津の侵攻が止んだ、これで毛利の門司城への攻囲が出来る。

足利将軍家に刃向かう、毛利を叩ける。

織田と毛利が組んだ情報が入ったが、そんなものは関係ない。

大友は九州探題として、将軍家より西国を束ねる役目がある。

足利将軍家を盛り立てねばならぬ。

立て直せるのは儂だけ、そして、ポルトガルから手に入れた国崩しで雪崩込んだら潰してくれる。

最近、高橋や立花が儂に諫言をしおる。

五月蝿いから島津や龍造寺の侵攻を抑えるように遠くへやってくれる。



大友は周りが見えてないようであり、西国で孤立し始めたことに気づかなかった。















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