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ある日の<俺> 9月10日。 布団が吹っ飛ぶ夢を見た
横殴りの風に吹っ飛んで、韋駄天走りに逃げていく布団を追いかける夢を見た。
捕まえようとすると、牛若丸のようにひらり、ひらりと身(?)をかわす。ここは京の五条の橋の上じゃないっつーの。
腹が立ったので、枕を人質に取ってやった。
人質(?)を抱えてパイプベッドに寝てこも・・・いや、立てこもっていたら、すぐに布団がしおしおと戻ってきやがった。
簡単に戻るくらいなら、最初から逃げるな! と、布団に一喝したところで目が覚めた。
せっかく干したての布団で気持ちよかったのに。
・・・俺、どっか悪いのかな?
いや、食欲はあるし。心配ないよ、うん。
き、季節の変わり目だしな!