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ある日の<俺> 9月9日。 ひとりオヤジギャグ
今日はすごくいい天気だった。洗濯物がよく乾く。このところ雨が多くて干せなかった布団を干し、外したシーツや枕カバーも洗う。
こういう時、屋上があって良かったな、と思う。いっぱい干せるもんな。シングルとはいえ、布団を担いでの階段上り下りはちとキツいけど。
布団は、仕事の合間を縫って午後二時頃には取り入れた。布団干しのゴールデン・タイムは午前十時から午後二時まで。特にこの時期はまだまだ暑いから、早めに取り入れて広げ、溜まった熱を放散させるのが良い。
と、元妻が言っていた。
うお~、布団、ふかふか。仕事の疲れも吹っ飛ぶぞ。
ん? 何か引っかかったぞ。
・・・えーと・・・あ、そうだ!
『布団が吹っ飛んだ。』
・・・また、つまらぬものを思い出してしまった。