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ある日の<俺> 6月28日。  美味しいご飯は元気の元

暑い。

蒸し暑い。


朝から雨が降ったり止んだり。そりゃ湿度も高くなって不快指数が鰻上りだよな。エアコンの効きは相変わらず悪いし、俺、今から夏バテしそう。


何か精のつくものを食べようと思ったけど、夏の定番のうなぎはなぁ・・・庶民の食べられる値段のはアレだし、こんなんだと安心してものが食べられないよなぁ・・・


と、黄昏ていたら、俺にこのボロビルを貸してくれている友人が晩飯をご馳走してくれた。何でも、取り引き先(何の取り引き先かは知らない。友人は気まぐれな資産家で、何やら手広くやってるらしい)から黒毛和牛のいいのが送られてきたということで、しゃぶしゃぶをふるまってくれたのだ。


久しぶりの牛肉は、美味い。

しかも、国内産なので、BSEの恐怖に怯えることもない。


ありがとう、友よ。冷酒も旨かった。

けど、碁に付き合わせるのは勘弁してくれよ・・・何度やっても俺、あんたには勝てないよ。分かってるくせに。


それなのに、何で俺と打つのが面白いのかなぁ。<ひまわり荘の変人>の頭の中は、本当に良く分からない。


それにしても、あの霜降り具合・・・

舌の上でとろけるようってのはあのことだよな。後から入れた葱も豆腐も椎茸も最高だったなぁ。


美味いもん食うと元気出るよな!

よし、明日も頑張るぞ! 日本の夏は暑いのが当たり前。ファイト、俺!


ちょうど某国産養殖鰻のマラカイト・グリーンとかが騒がれていた頃です。


マラカイト・グリーンって、ソイレント・グリーンと似てるよね。

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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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