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ある日の<俺> 6月23日。  夏至と日出・日没時間の不思議

もう六月も二十三日か・・・


うっかりしている間に、夏至の日が過ぎてしまった。あの事件から二度目の、一年で一番長い日。って、ん?


俺の持っている手帳によると、日出・日没時間は、


六月十八日  日出4:25 日没19:00

六月十九日  日出4:25 日没19:00

六月二十日  日出4:25 日没19:00

六月二十一日 日出4:25 日没19:00


四日間全く同じだ。ちなみに、二十一日が夏至。

が、その翌日。


六月二十二日 日出4:25 日没19:01


前日の夏至より一分だけ「昼間」が長くないか? ちなみに、さらにその翌日になると、


六月二十三日 日出4:26 日没19:01


これが三日間続く。昼と夜のターニングポイントは明らかに六月二十二日のように思えるんだが・・・


よく分からん。二十一日が「夏至」なのは、地球が太陽に最も近づく「近日点」と日本時間との兼ね合いだろうか。


ともあれ、本日二十三日から、一年で一番長い夜に向けての時間が始まるのだ。


分かっていても不思議だ。地球は動いているんだなぁ・・・ くるくると自転しつつ、太陽の周りを回る。そして、最も太陽に近づけば近日点で夏至、反対に最も遠ざかれば遠日点で冬至。


けれど、宇宙は常に膨張していて、我々の太陽の含まれる銀河系も凄まじいスピードで何処とも知れぬどこかに向かって動いている。だから、地球や他の惑星がどれだけ同じ動きを繰り返そうと、二度と同じ宇宙空間を通ることはないのだそうだ。・・・今はもういない、死んだ弟がいつかそんなことを言っていた。


宇宙船、地球号。そして、護送船団・銀河系。


どこから来て、どこへ帰るんだろう。

なあ、教えてくれよ、弟よ。


この年の夏至前後の日出・日没時間でした。


ポールアンダースンの『タウ・ゼロ』を読んだ時、「こ、こいつらどこまで行くんだ…」と、呆気に取られました。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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