表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

65/520

ある日の<俺> 6月10日。  猫に毛繕いされる

天気予報では今日も雨だということだったが、うす曇ながらも時々晴れたりして、当てにならないな、お天気お姉さん。


けど、今日は引越し手伝いが入ってたんで、雨じゃないのはありがたかった。それも、新居にまるまる引越しというんじゃなくて、転勤とともに両親と同居することになった息子夫婦の荷物を運ぶだけだったから、量もそう多くはなかったし。


で、まあ。仕事を終えて、今は縁側で冷たいお茶を一服いただいてるところなんだが。


こちらに長くお住まいの飼い猫、サバトラのカンちゃん、膝に乗ってくれると暑いんですが。それに、俺の腕をじゃーりじゃーり舐めないでくださいませんか? 毛づくろいが必要なほど毛深くないし、猫の舌はざらざらしてるので、じゃりじゃりされるたびにサンドペーパーで擦られてるみたいで痛いんですが。


喉を鳴らして、ご機嫌ですか。飼い主の小松さん、笑ってるし。カンちゃんが初対面の人に懐くのは、とても珍しいらしい。


ま、いいけど。カンちゃんかわいいし。暑いけど。


今日は大安。


仏滅の翌日は大安。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ