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ある日の<俺> 6月7日。 英田の爺さんと蟹
今日は午後から夜にかけて、日帰り出張に出かけた英田さんちのお爺さんの話し相手をした。英田爺さんは少々まだらの気はあるが、滅法碁が強い。何戦もしたのに、二回しか勝てなかった。俺に格安でボロビルを貸してくれてる友人といい勝負が出来るかもしれない。
夜八時過ぎに帰ってきた英田さん、出張先は確か海の無い県だと聞いてたんだけど、何故にお土産が蟹? 季節外れだから、当然冷凍ものだけど。取引先の関係かな?
これもお土産の駅弁を三人で食べた後、帰りがけに「父と二人では食べきれないから」とお裾分けしてくれた。英田さん、いい人だ。
どうやって食べよう。今夜はもう遅いから、明日だな。蟹・・・うーん、調理法が鍋しか思い浮かばない。独り鍋は寂しいしなぁ。
ま、いいや。冷蔵庫に入れて、明日考えよう。
何故6月に蟹なのか。それはその頃ちょうど管理人も蟹をもらったから。