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ある日の<俺> 5月26日。 コンビニバイト・ピンチヒッター

ビタミンCのお陰か、風邪を引くまでには至らなかった。良かった。


今日は近所のコンビニでバイト、というか、バイトのピンチヒッターに入った。昨日の雨が原因かどうか知らないが、昼のバイト君のうち、一人が風邪、もう一人が原付バイクで転んだとかいうことで、急に来られなくなったらしい。


どうしても人員のやりくりがつかず、困った店長は急遽、顔見知りの何でも屋(俺)に声を掛けることにしたという。


まあ、いいけど。若い頃、コンビニのバイトもやったことあるし。


それでも一応一通りの説明を受けて、店長と二人、仕事に入る。制服がダブダブなのが気になるが、俺のサイズが無かったんだから仕方ない。小さいのと大きいのだったら、大きいのを着るしかないわな。


レジをやったり、品出しやったり、床磨き機で床磨いたり。忙しいが、おでんのお守りをしなきゃいけない冬よりは断然楽だと個人的に思う。


あーあー、小学生のくせにエロ漫画見ようとしてる雄ガキがいる。雑誌ラック整理するふりして、邪魔してくるか。これも責任ある大人の務めよ。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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