ある日の<俺> 2016年6月19日。 明後日には夏至なのに室温25度だと…?
夏至も近いというのに、どういうことかと思う。
只今、室温二十五度。
箪笥代わりの組み立てボックスに鎮座している温湿度計によると。
湿度が七十パーセントもあるからちょい蒸す感じがするけど、今かなりの勢いで雨が降ってるからそれも当然か。
こんな気候が続くと、特にお年寄りは体調を崩しやすくなる。現に今日は独り暮らしの結城の爺さんから緊急ヘルプの依頼があった。今朝起きたら喉が痛くて、熱っぽくてだるくて参ってるという。
迎えに行くので病院に行きましょうと提案したのに、却下された。代わりに市販の風邪薬を買ってきてほしいということだ。もちろん途中のドラッグストアで買っていくけども、直接顔色を見てヤバイと思ったら宥めすかして泣き落とししてでも病院に連れて行こうと思う。
朝食も食べてないみたいだから、爺さんちについたら台所を借りてお粥を作ろうか。白粥、梅粥、卵粥……これは体調しだいだな。
朝の犬の散歩も今日は四件済ませたし、さて、行くか。とボロソファから立ち上がったとたん。
ぶぇーくしょっ
咳が出た。俺もこの狂ったみたいな気温に負けないよう気をつけよう。
この頃、「2016年5月15日 コンキンさん」を書いてました。
これはその間に書いたものです。ちょっと不思議な話「コンキンさん」はこちら。
http://ncode.syosetu.com/n5750bw/45/