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ある日の<俺> 12月26日。公園の落ち葉掃き

このところ、毎日同じ仕事をしている。町内会から依頼された公園の落ち葉掃きだ。


毎年何人かの有志でやっていたらしいのだが、今年は、転んで骨折、ぎっくり腰、六十代だけど四十肩、インフルエンザで寝込んでしまったなどなど、動けない者が続出、自力での作業が無理になったらしい。


お陰で仕事にありつけた俺にはありがたいことだが、顔見知りの爺さん婆さんの体調不良は心配だ。


十日ほど前、銀杏の実を大量に拾った。鼻の曲がりそうなほど臭いあの果肉を取るため、土に埋めてある。そろそろ大丈夫かな? 今日の作業が終わったら掘り出して、洗って乾かしたら、見舞いがてら皆の家を回ってみようか。


細かい仕事がもらえるかもしれないし。


俺は地域に密着した何でも屋。お得意様にはサービスしなくちゃな。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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