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ある日の<俺> 2015年2月16日。  石鹸シャンプーにはクエン酸リンス

この物語はフィクションです。

ぱっかーん


硝子のコップが割れた。

濡れた、風呂の床の上で。


呆然と割れたコップを見つめる俺、ただいま入浴中。


コップの中には、リンス用のクエン酸が入っていた。石鹸シャンプー(身体を洗う石鹸を髪に擦り付けて泡立てているだけだけど)でアルカリに傾いた髪を中和するのに必要なんだ。別に酢でもいいんだけど、俺はクエン酸を使ってる。酢は臭いが辛いからな。


いつもはクエン酸粉末をプラスチックコップに入れて風呂に入るんだけど……何で今日に限って硝子のコップに入れちゃったかなぁ……。


きらきらと輝く硝子の破片。


俺、入浴中なんだから当然素足なんだけど──、どうしたらいいんだ、こういう場合。足の裏を怪我するのは困る。ハイヒールを脱ぎ捨てて街を逃げ回った時、身に染みたよ。穿いてたストッキングなんて、紙装甲より脆かった。


さて。


未だ再起動出来ず、湯船の中で硬直してるんだけど……。

どうする? どうするよ、俺。

↓この話を書いた日の後書き↓


この物語はフィクションです。

今夜の管理人の身に、こんなことが起こったりなんてしてません。フィクションだったらフィクションです。ホントだってば……!

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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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