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ある日の<俺> 2014年9月20日と23日。 猫が腹を揉む&秋分の日

ある日の<俺> 2014年9月20日。



朝からの力仕事の後、やたらに疲れたんで、次の仕事に出かけるまで目覚ましかけて仮眠してた。季節の変わり目のせいかなぁ。


・・・ふと気づいたら、居候の三毛猫が俺の腹を揉んでた。ゴロゴロいいながら。


なあ、三毛猫よ、俺の腹が出てるって言いたいのか・・・? 

それにしても、すごい力だな、おい。





ある日の<俺> 2014年9月23日。



朝から晴天、今日は秋分の日。


祭日だけど、そんなこと関係なく今日も忙しい。有り難いことだ、うん。昨夜、娘のののかから、「明日、遊びに行ってもいい?」って電話が掛かってきたんだけど、既に決まってるスケジュールを変えるのは無理だった。


──ごめんね、パパ。やっぱりいきなりはダメよね。


そう納得してくれたけど、その通りなんだけど、滅多に我侭言わない子だから、心配になってしまう。何かあったのかな・・・? 夜にでも、元妻か元義弟の智晴に電話して聞いてみよう。


気がつけば、夕暮れ。西に沈みつつある太陽の光が、赤に鬱金を落としたような、そんな色をしている。夏の盛りとは違う、不思議な色。


秋なんだなぁ。


明日はまた台風の影響で雨だというし、今日出来ることは今日のうちにしておこう。とりあえず、商店街が閉まる前に今日の晩と明日の分の食材を買いに行くか。

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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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