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ある日の<俺> 2014年8月24日。 トッチャンボーイ
ブルテリアの文さんの散歩を終えて、飼い主の菅原さんと立ち話。
菅原さん、近頃娘さんに教わりながら始めたPCネット通信で、昔好きだったビリー・ジョエルの動画を見つけてとても懐かしかったらしい。
「それにしても、あれって今聴いても、どうしても『トッチャンボーイ』って聴こえるんですよねぇ」
『Uptown Girl』という曲についてらしい。そういえば、俺も聞いたことあるな。そんで、俺にもやっぱり「とっちゃんぼーい」としか聴こえなかったような。
「トッチャンボーイ・・・」
何故か、俺の顔をじっと見て呟く菅原さん。ん? 何かついてる?
「・・・何でも屋さんて、トッチャンボーイって感じですよねぇ。見掛けが、ってわけじゃないですけど、・・・雰囲気?」
いや、俺に聞かれましても。意味分からないです菅原さん。そして文さんよ、「ぼんぼん!」って、同意するみたいに吠えなくてもいいと思うんだ。
文さんは、菅原さんちのブルテリア。
文さんは、「ぼん!」と鳴く。