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ある日の<俺> 2014年8月20日。 居候猫の夢守り
悪夢に魘され目覚めた、寝苦しい丑三つ時。
胸の上で光る二つの目。・・・お前か! 居候の三毛猫よ。このくそ暑いのに、何でわざわざ人の身体の上に乗るんだよ。
重いし暑いしで、寝返りを打ってわざと胸の上から落としてやった。すると、今度は枕元に陣取り、じっと窓の外を見つめている。鳴き声を上げるでもなく、身動ぎもせず、ただじーっと窓の向こうを見ている。
何か、いるのか・・・?
・・・
・・・
怖い考えになりそうなので、何も考えずに寝ることにした。うん。気のせい、気のせい。それにしても、なんか冷えるな。エアコンはタイマーで切れてるはずだけど・・・
・・・
・・・
寝る。何も考えずに寝る。おやすみ、三毛猫。